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世界がゲーム仕様になりました  作者: 矢崎未峻
20/70

面倒事

二話目です。

 集合場所に戻ると案の定と言うべきか、雅人が既に来ていた。


「よう、やっぱりオレらは30分も要らなかったな」


「そうだな。まあ、後の2人には必要かと思っての30分だから」


「女の子だからな」


「そういうこと」


 ちなみに集合時間まで後15分はある。

 その間特にやることもないのでどうしようかと思っていた矢先


「おい」


 と、第三者から声を掛けられた。

 声を掛けて来た奴の方は見ず、視線を真っ直ぐ正面で固定するよう意識する。

 特に意味はない。


「なんか用ですか?」


「オレら、あんたらに何かしましたっけ?」


「四谷、お前に用はない。用があるのは貴様だ黒鉄」


 面倒事の予感しかしねぇ!!

 めんどくせぇな〜!めんどくせぇよ!


「単刀直入に言う。白亜 結衣及び橘 加耶、そして四谷 雅人を解放しろ」


「「・・・は?解放?」」


 思わず固定していた視線を訳の分からない発言をしたバカの方に向けてしまった。

 ていうか今、雅人も同じこと言ったな。


「そうだ。見殺しや犠牲にして、自分だけ生き残ろうとしているのだろう?となれば、他の者は脅されて従っているに違いない。だから解放しろ!」


「何でそんな話になってるんです?話が見えないんですが?」


「とぼけるな!そのような事をすると宣言したと、3人の女が言っていた!」


 ・・・あれか〜!やべえ、やっちまった。完全にやっちゃってるよ。


「あれはあの3人がパーティに入れろってしつこいから追い払うために言った嘘で「黙れ!言い訳など見苦しい!」


 え〜、理不尽。


「分かった、解放とやらをすれば良いんだろ?雅人、好きに生きろよ」


「もともと好きに生きてるよ」


「事前に打ち合わせていたな?」


「めちゃくちゃ面倒だな。雅人、俺パーティ抜けるわ。もうめんどくさい」


「え、ちょ」「何言ってるの!?」


 ちょ、タイミングー。待って待って。タイミング悪すぎるだろ。ヤバイな。どうしよう?

 白亜の登場により、完全にテンパってフリーズした俺。

 それを見てちょっと安心してる雅人。

 白亜登場により自分の優位性が増したと思ってる名前も知らない第三者。

 めんどくさ過ぎる構図になってる。ここで加耶が来たら間違いなくもっとめんどくさい事になるんじゃ・・・


「ちょっと、何騒いでるのよ?」


 フラグ回収お疲れ様です!こんちくしょう!!

評価や感想、コメントお待ちしてます!

誤字脱字があれば教えていただければ嬉しいです!

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