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閃光ゲーマー

「さあ、クライマックスよ」



“リボース・マキシマム!プリィィィンス!”



最大出力発揮を知らせる電子音声が鳴り響く。



長剣「オージサーベル」でXの字を描くように斬ると、さっきまで軽口を叩いていた怪物は悲痛な叫びをあげて爆発した。



爆炎が小さくなったのを確認すると、彼女は変身を解除した。



彼女が、僕の監察対象「サエキアカネ」である。







某日某所、僕は上司のMr.サンクスマンに連れられて、巨大なスモークガラスが設置された薄暗い部屋へとやって来た。



スモークガラス越しに、人影が見える。僕の組織は任務を言い渡す時、こうしてお互いの姿が見えないように行う。なので、僕はおろか、組織内では幹部級の地位に就いているはずのMr.サンクスマンでさえ、最高官職組である「評議委員会」のメンバーの顔を知らない。



スモークガラスの向こうに居る、「監察部長」が僕に命じた。



「今度の監察対象だが、君についていてもらおうと思う」



「…………僕が、ですか…………」



「そうだ。決して簡単な任務ではないが…………できるか?」



「…………はい。新人ですが、精一杯頑張らせていただきます」



「Mr.サンクスマン。君には彼女のサポートを行ってほしい。ぜひ、彼女を一人前の監察官に育ててやってくれ」



「承知しました」



監察部長の指令に、Mr.サンクスマンは浅めに礼をした。



これが、僕の初めてのミッション…………。

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