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フランケンシュタインの不可解な夢

私は悲しかった。古くから住み、慣れ親しんだこの場所から離れなければいけないことが。私以外の者は全て、それ甘んじて受け止めていた。私が声を上げても彼らの総意が変わることはなかった。

彼らと私の間にはきっと壁があるのだろう。ダムのような高く分厚い壁が。

初めこそ、彼らの考えは私と同じ側だったのだろう。そこにとどまっているつもりだったのだろう。だが、彼らは開かれたダムの放流口から勢いよく流れ、壁の向こう側へいってしまった。水圧が弱まり、こちら側へ残された私が呼びかけても流れてしまったものは戻りようがない。現に、私が住んでいるこの土地に、同じものが建てられるのを、私は止めることが出来なかった。


バスが停まると共に私は目を覚ました。どうやら私は寝ていたらしい。気気付けばもう朝になっていた。

先程の夢はなんだったのだろうか。あんなにはっきりとした意思を感じる夢を私は見たことがない。そして、私の頭の中に残された不可解な夢と一緒に残された、この感情は一体なんなのだろうか。無気力感、喪失感、様々な感情が混ざり合っているように感じるこの感情は。

バスから降りると、あの夜のバス停のような寒さが私の体を包んだ。トレーナーの中に二枚位着込んでいるのだが、それでも少し寒かった。

私は目的地と乗せてくださいという言葉を書いた紙を貼ったリュックサックを背負い、目的地へ向かい歩きだした。詳しい場所は分からないが、おおまかな位置は知っているので、道中に親切な人が拾ってくれるのを願いながら地元の人に聞いていこう、というプランだった。

だが、そのプランは私に有利な形で砕け散った。

こんばんは、サンプルさんです。自分のHNにさん付けはなにか不思議な感じがします。これからはこれを挨拶にしていきたいと思います。

今回は前回と同じく深夜に投稿する、という形になりました。真夜中のテンションで一人楽しく寂しく書いていますので、至らない所などがあるでしょうが、そこは、察していただけるとありがたいです。

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