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目覚めし狂戦士!主人公は放置プレイ


「うおおおおおお!?力が漲る!!」

 大尊は己の身に起きた変化に驚愕する。全身を覆う黒いインナーと一体化したプロテクターには派手なファイヤーパターン、プロテクターよりもさらに硬質なガントレット、グリーブ、首元から口までを覆う

マスク。そして何より驚いたのが、パンチパーマを当てていた髪が、ストレートの長髪、しかも金髪になっていたのだ。身長と体格も父親並とは言えないが、大幅にアップしている。

「意識を集中しろ、今のお前ならたやすく倒せるはずだ」

 ファングの声を聞き、現状できることを掌握していく。

 意識内に表示されるステータス


狂戦士タイソン

LVなし

HP   ■■■■■

MP   ■■■

STR1200

VIT1000

DEX250

AGI650

INT120

MID35

LUK80


使用可能スキル

デンプシーロール

アッパーカット

フック

フリッカージャブ

ジョルトブロー

カウンター

使用可能魔法

バースト(対象を炸裂させます。)

ハウリング(相手の行動を1瞬停止させます。)

アイスエンチャント(常に発動し、拳に氷の属性をまとわせます。)

アイシクルランス(氷の杭を手のひらに発生させます。)

アイシクルチェーン(地面を伝って相手に到達後、全身を氷の鎖で締め上げます。)

アイスコフィン(アイシクルチェーン中にアイスエンチャントで殴ることで敵を氷の棺に閉じ込めて破壊します。)

ヒール(体力と傷を癒します。)


「うお、これならいけそうだ!!親父、正気に戻ってくれ、アイシクルチェーン!!」

 アイスエンチャントされた拳で地面を打ち、そこから無数の氷の蔦が父親の体に絡みつく。蔦は鎖となり父親の体を拘束した。

「甘い!」

 ダチョウの目が光った瞬間、氷の鎖が蒸発する。そしてその後には大尊の父親が変身した怪物が立っていた。

 全身を青い装甲で覆われた鉄の巨人。身長は2mを超えている。

「貴様、いったい何者だ!人間と契約しておいてあのふざけた姿になっていない理由を教えろ!!」


 父親が変身したことからダチョウが魔族なのは確実。しかし今回の契約魔法はダウンロードすると絶対にあのデフォルメ魔法が発動するはずなのにしていない、ファングの脳裏をある仮説がよぎる。

「ワシに勝てれば教えてやろう、もっともその程度の力では無理だがな!!」

 ダチョウが吼えると父親がタイソンにタックルをかける。キックだけでなく総合格闘技まで身につけたタイソンの父親はまさしく格闘機械として完成されていた。

 

そのまま壁を貫通して、ジムまで突っ込んでいく二人。本来であれば2回は死んでお釣りのくる攻撃をタイソンは気合を入れて父親を巴投げし、なんとか危機を脱する。

受身をとりそのままの足で再接近する父親にタイソンは必殺のカウンターを合わせる!

 手にはアイシクルランスを発生させて。


 ガシャン


 陶器の砕ける音がして父親はその場に倒れた。


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