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僕は今年、数え年で15歳。いまは教会にいる。この世界では、15歳になると魂力を開花させることができる《祝福の儀》を受けることができるんだ。
魂力の等級は5段階あって、この等級で将来が確定するといっても過言ではない。等級は、上から順に
《ロイヤルクラス》《プラチナクラス》《ゴールドクラス》《シルバークラス》《ブロンズクラス》となっている。
ただ、ロイヤルクラスは半ば伝説の魂力なので、絶対に出ないと言っていいはずだ。いま所持しているのは、最強の《勇者》ぐらいだろう。勇者には、創造神の血が流れていると聞いたことがあるし、まぁ当たり前かもしれない。
「ゴールドクラスゴールドクラスゴールドクラス…」
ぴっ。
「やったぜ!俺ゴールドクラスの魂力だ!」
あたりを引いたやつもいるようだな。めっちゃ喜んでんな、幸せそうだ。
ゴールドクラスとなると冒険者として暮らせるし、いいねぇ。ま、僕はそんな高望みはしないから、シルバークラスあたりの魂力がほしいかな。目立たないし、使える物も多い等級だ。
「次、ナノ・オロチュ前へ!」
司祭の力強い声が響いた。ようやく僕の番のようだ。
「この水晶に手をかざすんだ。」
水晶には本人しか見ることのできない光が映る。その光を見たら、魂力を獲得できるそうだ。村で聞いたが、欲しい魂力があれば、それをイメージしながらするとその系統の魂力が出やすくなるそう。別にそういうのはないけど、僕は手先が器用だから職人系の魂力がほしい…かも。
そんなことを考えていると、水晶が光った。僕の頭の中に凄まじい勢いで情報が流れ込んできた。
『種族‥ヒト
職業‥村びとA
レベル‥1
名前‥ナノ・オロチュ
魂力‥魔道具職人
能力‥なし
特性‥人脈、幸運 スキル開花を終了』
魔道具職人か…個人的には良い魂力だ。ちなみに、特性とはその人個人個人がもつ才能らしきものだ。今だに何かはわかっていない。でも、あるといいよね、と言う扱いなので2つあるのは喜ばしいことだろう。
で、レベルは魂力を使えば使うほど伸びるやつ。伸びると身体魂力や反射神経などなどいろいろな恩恵を受けることができるので、伸ばして損はないのだ。
あと、能力とは後天的にゲットできるものだ。魂力には劣るが、使える能力もたくさんある。入手方法は国家機密レベルの大切なものなので、みんな人に言わない。国が公表している能力は、《ブースト》系統や、《シールド》系統なんかだな。
魔道具職人とは、素材とイメージがあればなんでもできる便利魂力!モノ作りは昔からずっと好きだったので、僕にぴったりな魂力だ。あいむハッピー。
クラスはプラチナ、僕は魔道具職人として生きていけるということだよ、ふっふっふっ。人は好きなことを仕事にしたほうが人生楽しいんだ。と思う。
いまの職業《村びとA》は、魂力を授けてくれる〝ナニカ″が判別できるようにつけた仮の職業だ。まぁ僕の村から出てきてここにいるやつはいないだろうから村びとBもCもいないだろうけどね。
さて、念願の?魂力をゲットしたので、とても嬉しい。しかし!冒険ギルドは15歳から所属できるのに対し、
職人ギルドは20歳からしか所属できないのだ。これは困る。ヒジョーに困る。
さて、どうするか…




