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第37話:【朗報】神聖な結界、ただの「立て付けの悪いドア」だったので蹴り飛ばしてみたw 守護者さんの「運命論」を物理で論破するスレwww

霊峰の頂:第一の鍵の守護地

設計図の光に導かれ、アリシアと少女が辿り着いたのは、雲を突き抜けるほど高くそびえる霊峰の頂であった。そこには、世界の理を維持するための「第一の鍵」を封印しているという神聖な神殿が鎮座している。


神殿の周囲には、触れるもの全てを因果の彼方へ消し去るという最強の防御結界「絶界」が展開されており、物理的な侵入は不可能とされていた。


「……。……。お姉ちゃん、あれが『第一の鍵』を守る結界だよ。設計図によると、古の儀式を行って、神に祈りを捧げないと、絶対に開かないんだって」


少女が設計図を読み解き、真剣な表情で解説を行う。しかし、アリシアは結界の放つ神々しい輝きを、眩しそうに目を細めて眺めるだけであった。


「祈り? まぁ、そんなまどろっこしい手続きが必要なんですの? 門番も不在、チャイムもない。最近の若者(古代の神々)は、来客に対する配慮が欠けていますわね」


アリシアは考えるのをやめていた。彼女にとって「開かない扉」とは、単に「押し込みが足りない」だけの存在に過ぎなかった。


守護者の顕現:理論武装の聖霊

アリシアが結界に手をかけようとしたその時、空間が歪み、白銀の鎧を纏った守護聖霊が姿を現した。


「止まれ、不浄なる者。ここは世界の天秤を支える聖域。汝のような暴力の化身が触れて良い場所ではない。この結界は、万物の理を編み上げた神の知恵そのもの。汝がどれほどの膂力を誇ろうと、概念を殴ることはできぬ。去れ、さもなくば因果の鎖に縛られ――」


聖霊の声は、理知的で冷徹であった。彼が語るのは、この世界の法則という名の「絶対的な正論」である。


しかし、アリシアは深くため息をついた。


「……。……。長い。三行で言いなさいな。あと、その結界。少し立て付けが悪そうですわね。わたくしが『調整』して差し上げますわ」


物理的論破:概念の粉砕

「愚かな。知性を捨てた者に、神のロゴスは理解できぬ――」


聖霊が嘲笑を浮かべた瞬間、アリシアは右拳を無造作に突き出した。


ドォォォォォォォォンッ!!


物理法則を超越した衝撃が、「概念」であるはずの結界を直撃した。 本来、質量を持たないはずの神の知恵は、アリシアの放った「圧倒的な質量」の前に、ただのガラス細工のように無力であった。


パキィィィィィィンッ!! という、世界の理が砕ける悲鳴のような音が響き渡り、最強の絶界は粉々に粉砕された。その衝撃波だけで、背後の神殿の半分が更地へと作り替えられた。


「……。……。ほら。少し強めにノックすれば、ちゃんと開くではありませんこと。最近の若者は、すぐに『不可能』だなんて言葉を使って逃げようとしますのね」


決済:守護者の「初期化」

結界を物理で破壊された守護聖霊は、自身の存在基盤を失い、透き通った体でガタガタと震えていた。


「な、な……バカな……。概念を……理を、拳一つで……!? 汝は、一体何なのだ……!?」


「わたくし? ただの、お買い物好きな令嬢ですわ。……さて、お姉ちゃん(仮)。鍵はどこかしら?」


アリシアは、腰を抜かして消えかけている聖霊の頭を「いい子いい子」するように(地面にめり込むほどの力で)叩き、そのまま神殿の奥へと進んでいった。


「お姉ちゃん……。守護者さん、魂が抜けちゃってるよ。設計図の『第一のロック』も、驚きすぎて勝手に外れちゃったみたい……」


少女が呆然と呟く。 暴力は善。 アリシアの理不尽なまでの「正論(物理)」は、ついに世界の法則さえも書き換え始めたのである。

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