15.【番外編・描写 興奮して鼻血が】について
二日続きで描写ネタです。
刺されたり、斬られたりした人物が口から血を吐いて倒れる。
良くある出血シーンですが、必ずしもそうはならない事もあります。
壊れた・切られた血管が太いか細いか ~ 動脈なのか、末梢血管・毛細血管か
血管の壊れ具合が激しいか僅かなものか ~ 完全な切断・破壊か、部分損傷か
心臓に近いか遠いか ~ 血流量が多いか、少ないか
大体はこれらによって左右されます。(これら以外の要素もありますが)
口と繋がっている器官や臓器が損傷した場合に口から血を吐くのはあり得ますが、その他の箇所、下腹部や脇腹を刺される、腕・脚の切断等では口からの出血には至らないと思います。
腕や脚が斬り落とされる、吹き飛ばされる等で身体から完全に分離されたなら
分離箇所の身体側から大量に出血します。
(動脈を含む太い血管が破壊・切断されますので大出血は必至です)
鼻から両肺までの気道・気管、或いは食道が負傷すれば鼻か口から出血します。
特に肺の場合は鮮血が出たり、暗黒色の血液だったり、破壊・切断箇所によっては大量出血になります。
胃から下の小腸・大腸が損傷した場合は口からではなく、お腹の中に出血が溜まるか肛門から出るかになります。
口からに限らず、噴水の様な出血の発生は、斬られる・撃たれる・吹き飛ばされる等により、動脈が破壊・切断された時に起こります。
ストーリーの演出上オーバーな描写で 出血大サービス にしているのは止む無しかと。
尚、出血ギャグマンガの元祖と言えるのが「鼻血ブー」。
ギャグ漫画家 故・谷岡ヤスジさんではないかと。検索してみて下さい。