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情けない二人

 しばらくして、呂氏がわたしの上に、力の抜けたように倒れ込むと言った。


 「疲れた」


 わたしは同意した。


 わたしの頭の横に、男の顔があった。静かに深く呼吸するのが、耳に伝わる。


 「ずいぶんと苦しそうだな」 とわたしは言った。


 「当たり前だ」


 「情けないやつめ」


 わたしは重い身体の下敷きから抜け出し、男を仰向けにした。それから、男の腰の上に跨がった。わたしの膝は震えて立たなかったので、上手く動かすことができなかった。


 「情けないやつめ」 と男は言った。


 呂氏は、わたしの腰を手で支えながら下げさせてから、抱き寄せ、長く口付けをした。わたしは、少し乾き始めていた男のものを、唾液で濡らして、奥へ押し込んだ。


 二人の身体は、緩やかに前後した。互いの胸は、汗で薄く湿っていて、擦れ合うと、べたべたとくっつくようで、少し気持ちが悪かった。男が衣服に染み込ませた香木の匂いと、汗の臭気が混ざり合って、扇情的な感覚が鼻をついた。わたしは、ひどく船酔したように頭がふらついた。


 わたしが、平静を失い始めると、男もまた同様だった。わたし達は、だんだんと速く、大げさに動くようになっていた。男は、わたしの肩にしがみつくようにして、許しを願った。わたしは、それを認めず、姿勢を変えた。


 這いつくばるわたしの腰に、男は再びゆっくりと打ち据えるようにした。臓物を奥から押しだす感覚と、走るような快楽に、わたしの手足は間もなく用をなさなくなった。


 呂氏は、へたる女を正面から抱き寄せて、この一連の情事の結末について提案をした。わたしは同意した。


 男は仰向けのまま、背の後ろの手で身体を支えた。わたしは、その上に座り込むように跨がった。わたしは男の首周りに抱きつくと、少しずつ二人は動き出した。

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