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怪奇の夜明け  作者: 望月響
不思議な旅は終わり無く
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平穏な日々

読みに来てくださりありがとうございます。短い駄文ですが楽しんでいってくれると嬉しいです!

 意識がゆっくりと浮上する。夢も見ず、かなり深く眠っていたらしい。

 体の上の布団をどかし体を伸ばせば、肩や背中が音を立てた。

 かなり凝っていたらしい。何とも言えない気持ちよさがこみあげてくる。


 「ん…あ…おはようございます…よく眠れましたか…?」


 顔を洗いに廊下に出ればありすがいた。

 一つ頷けば、ありすがにこっとわらう。


「ふふっ。それはよかったです。私も久しぶりに寝た気がします。」


 顔を洗いながら、ありすと軽口をかわし教室に戻る。

 そこにはやっぱり起きそうもない結衣がいた。それをありすが起こしに向かう。

 ここまで、いつも通り。日常が帰って来たとじんわりと達成感がうかびあがった。。


 「ほら。朝ごはんの時間ですから。」

 「むぅ…あと10分…」

 「そういいながら30分以上寝るでしょう?ほら、起きてください」

 「わかったよぉ…」


 不本意そうな声を上げる結衣の顔にも笑みが浮かんでいる。

 『北風のくれたテーブルかけ』で朝を済ませ、身だしなみを整えたら下へ行く時間だ。

 一階に降りて校長室の扉をノックする。


 「どうぞ」

 「「「失礼します」」」

 「おや、皆さん。お久しぶりですね。無事戻ってこられたのですか」

 「はい。二人のおかげで無事に。」

 「それはよかった。皆さんの本の位置もわからなくなってしまいましたし、もう帰ってこない物かと…」

 「ほんとに大変だったけどね。なんとか帰って来たよ」

 「本当にお疲れさまでした。一体何と戦われたのですか?」

 

 名前がわからないが、特徴や透明な迷宮の話をすると校長の眉がピクリと動く。


 「待ってください。皆さんうそをついているわけではないのですよね?」

 「うん。嘘じゃないよ。」


 その言葉を聞いた校長が少し目を伏せる。


 「また、なんかやっちゃいました…?」

 「いえ、皆さまが何かやってしまったというよりは反省をしているのです。」

 「どういうことですか?」

 

 ありすの問いに校長は少し迷ったようなそぶりを見せてから答える。」


 「皆様が倒したという怪物は神格の1柱。アイホートという存在です。」

 「神格…ってことは神様!?」

 「のようなものですね。実際はもう少し複雑ですが。」

 「あれが神様なのですか…」

 「はい。あれも神の一つです。それでですね…ええ。皆さまをそのような存在と戦わせることになってしまったこと。深くお詫び申し上げます。」

 

 校長が突然頭を下げる。


 「ちょっ!?校長先生!?」

 「あ、頭を上げてください!」

 「ありがとうございます。本来はそんなに危険なものと戦わせるわけではなく、何がいるかわかればすぐに帰ってこられるくらいのものだと思っていたのです。」

 「あぁ…想定外だったんですね…」

 「ええ…。それにしてもどのようにして撃破したのですか…?あれはそう簡単に倒せるようなものではないでしょう。」

 「それは…」


 三人で顔を見合わせる。話していいものか。と。

 一瞬、逡巡するが結衣が口を開き少女のことを説明する。


 「なるほど。退散の呪文を唱える存在がいたのですね。」

 「そうだね。あの子がいなければ絶対に勝てなかった。」

 「…皆さんはなんとも想定外です…。皆さんが一緒に戦ったそれは、ショゴスロードと呼ばれる存在でしょう。本来は人に従うことなどないはずの種族ですが…。何とも素晴らしい関係を築けたようですね。」

 「うん、とってもいい子だったよ。」

 「そうでしたか…。ともあれ本当にお疲れさまでした。もし皆さんが、まだお手伝いしてくれるようでしたら、またお声がけください。危険の少ない場所を見繕っておきます。」

 「わかりました。では、失礼します。」

 「はい。今日はどうか休んでください。」

 

 三人そろって校長室を出たら、今度こそ終わりだ。自然と深いため息が出てしまう。


 「はぁ~…ほんとに疲れたね。」

 「ええ。まさかそんなに大変な存在と戦わせてしまったなんて。改めてごめんなさい。」

 「何度も言うけど、謝らないで。ありす。ね?」

 「はい…ありがとうございます…」

 「さって!お部屋でパーティでもしよ!」

 「そ…うですね!」

 「そうだ!凜ちゃんも呼ばなきゃね!」

 「ちょ!はやっ!?」


 走っていく結衣とありすを急いで追いかける。短く大変だった冒険の終わりを感じながら。

読んでくださりありがとうございました!

よければ忘れないうちに評価をお願いいたします…

してくださるとめっちゃ喜びます。

気に入っていただけてお時間があったらで構いませんので感想やブックマークもぜひお願いいたします!

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