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怪奇の夜明け  作者: 望月響
不思議な旅は終わり無く
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更なる高みへ

読みに来てくださりありがとうございます。短い駄文ですが楽しんでいってくれると嬉しいです!

 銃ばかりの店を抜け、さらに進むと今度はプラモデルデルばかりの店に出る。こちらにも商品のほかにショーケースが立ち並び、様々な展示品が飾られている。有名どころのロボットアニメのロボットや、第二次世界大戦時の戦闘機。最近の戦闘機もある。

 

「これは、フォッケの109、こっちはスカイレイダー、F-4もある!あっちはちょっと専門外かなぁ…」

 

戦闘機のゾーンの反対にあったロボットアニメや、その類のプラモデルを見ながら結衣がぼやく。もはやどこが守備範囲でどこがそうじゃないのか全く分からない。

だが近くに売っていたプラモデルはぎりぎり見覚えがあった。少年が小さなころにやっていた特撮ヒーローのプラモデルだったからだ。これを見ると確かに声に出して何か言いたくなるような結衣の気持ちもわかる気がする。

 

だが、後ろをついてくる二人は何が何だかわかっていない様子だ。だが、全部一緒じゃないの?という禁句をかみ殺しているだけ結衣よりよっぽど理知的だろう。さらに奥に進み左に曲がる。

ここからはまた別のゾーンらしい。ニッパーやら塗料、やすりなどが置いてある。結衣は作品を見ることは好きらしいが、どうやら作る方にはさしたる興味がないらしい。スーッと通り過ぎてゆく。

さらに進むとどうやら軍艦のプラモデルがたくさん並んでいる。


「ほぉ…」


少し速度を落としながらゆったりと歩く。時折飾ってある完成された模型に、時折足を止めながら。そうして一周したところで皆足を止める。そこで結衣がハッと我に返ったようだった。


「あっ!!!ごめ…みんな…うるさかったよね。」

「気にしないでくださいまし。わたくしもいつもは絶対に来ないような場所をじっくりと見る機会を得られましたから。この異界を解決したらゆっくり解説をお願いしたいところではありますけれど」


呆れ気味の凜だが、割としゅんとした様子の結衣を見てしっかりとフォローを入れている。その言葉に少し自信を取り戻したか、結衣が元気になったのを見て、少年は進もうと一言声をかける。


「そうだね。いこっか。」


真ん中にあるのぼりエスカレーター。なぜだか動いてはいないが、ならば階段と相違ない。普通に上り9階。カードショップが3店舗立ち並ぶここは、地図を見る限り通常エリアの最上階らしい。

真正面にあるショップはいろいろなカードゲームのカードや、カードを守るスリーブを取り揃えている。さらにエスカレーターを降りて右側にはガラスで中が見えるようになっている対戦スペースがある。


「こちらはこちらで熱気がありそうなところですわね。」


きっとイベントの日などは多くのカードゲームプレイヤーであふれかえったことだろう。右回りに回っていくと今度は店の看板商品が陳列されているらしいカード棚を見かける。そこを見た凜は驚いて声を上げた。


「19万!?ゼロが3つか4つくらい多くありませんの!?」

「ん~私カードゲームはよく知らないけど貴重なのならあるんじゃない?」

「ただの紙切れですわよね!?」

「そうだけどそんなこと言ったらヘリコプターとか車だってもとをただせばただの鉄塊とかボーキサイトなんだから付加価値って重要なんだよ。」

「それはそうですけれど…それでもただの紙切れですわよ…売れるのかしら…」

「売れちゃうから売ってるんだろうね…」

「不思議な話ですわね。」


さらに進むと今度は有名対戦ゲームのモンスターをもとにしたカードゲームのコーナーがある。こちらも相応の値段がしてカードゲーム市場とはかくも恐ろしいものかと実感させられる。


「あなたたち。寄り道しすぎ。こっち。上いくよ」


少女に連れられ、下りと書いてあるエスカレーターへと向かう。もはやどちらでも一緒だ。階段として使うなら関係ない。

 

しかし上ろうとして上を見て足が止まる。何も見えないのだ。ちょうど怪物を倒した時の濃霧のようなあの全く何も見えないあの霧が立ち込めている。

 

「大丈夫。踏み入った瞬間死ぬことはない。」

 

そういわれても見えないものに突っ込むのは怖い。でも、あとすこし。あと少しでありすを救えるところまでやっとたどり着いたのだ。もはや足を止めている時間などはない。

一歩、一歩と段を踏みしめ上がっていく。最後の決戦の場はもうすぐそこなのだ。

読んでくださりありがとうございました!

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気に入っていただけてお時間があったらで構いませんので感想やブックマークもぜひお願いいたします!

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