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見たことあるみたいです


読んで頂きありがとうございます(^^)




「失礼します」

部屋の外から声が聞こえる

中に入ってもらうとビリーが居た


「おはようございます、ビリー」

やっぱり挨拶は大切だ

私は元気よく挨拶をした

「アイラ様、おはようございます」

私の挨拶にビリーも笑顔で返してくれる

そしてルナもビリーに挨拶をしている


「アイラ様体調はいかがですか」

私の心は元気だが身体は弱っている

ビリーは出来る執事だからきちんと私の体調を心配してくれた

そんなビリーに感動するが、それよりもビリーが部屋に来てくれた事の方が私は感動している

準備が終わり迎えを待つ時間、ルナは何かのスイッチが入ったのかずっと私の事を褒めまくっていた


髪色が綺麗だとか瞳が輝いているや、まつ毛が長い、口紅の必要が無いくらい唇が綺麗、指が長く美しい等隅々まで褒められた

終いには爪の形や歯の形まで褒められそうになっていた所ビリーが部屋に来たのだ

私は心の中でビリーに感謝をすると、察したのかビリーは軽く会釈したのだ

何も知らない上、私は心の中で感謝の気持ちを伝えた筈なのにビリーは返事をしてくれた

やはりビリーは出来る執事みたいだ


「体調も問題ないみたいですので、ライル様がお待ちのお部屋までご案内します」

何事も無かったかのように話し出し、ビリーは私をお姫様抱っこしてくれた

ルナが変わろうとしたが私はビリーを抱き締めて早く行こうと促す

後ろからついてきているルナが悔しそうな顔をしていて心苦しかったが、ごめんと心で呟くしかなかった


「ライル様、アイラ様をお連れしました」

ビリーはそう言って部屋で待つ主人に声をかける

私は連れて来られた部屋に見覚えがあった

初めて部屋の外に出て、初めて見た廊下や初めての部屋ばかりな筈なのにこの家は何処か懐かしく感じる

そんな事を私は考えていると、中から声が掛けられビリーは扉を開けた



「おはようございます」


部屋に入り私は1番に挨拶をした

やっぱり何を話すにしても挨拶が1番だ

「おはよう、アイラ」

私の挨拶を返してくれるのはパパだ

泣いておらず、暗がりでないパパを見たのは初めてだ


そして想像していた通りこのパパはイケメンだった

挨拶をしただけなのに何かオーラを纏っているように見える

私と同じプラチナブロンドの髪だが瞳は赤というより柘榴みたいな色をしている

それに加えて端正な顔立ち

このパパにしてこの娘ありだと確信した


しかし私は嬉しいどころか最悪だ

ちょっとカッコいいパパならまだ良かったが

カッコよすぎるパパとは聞いていない


私は少しの間パパを見つめる

娘の私に見られているのが嬉しいのか鼻の下を伸ばしまくっているがそんな事どうでもいい



(普通の女性なら好きになるんだろうな…)



そんな事を1人で思う






ちなみに私はB線です

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