2.登場シーンは、ハードボイルドに
また書きかけで投稿されちゃったでござる( ˇωˇ )
ここは、エルフの里から遥か南にある暗黒大陸の広大な砂漠・・・
灼熱の太陽が大地を焼き、乾いた風が吹き抜ける。
小高い砂丘から見渡す限り・・・地平線に至るまでが全て砂と岩、植物はごく少数点在するのみだ。
生命が活動するには厳しい日差しの中スティファニーは、ただひたすら歩みを進める。
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・
「ふぅー・・・、ふぅー・・・、ふぅー・・・、んくっ」
無駄に頑丈で体力のある彼女も流石に辛そうに呼吸を荒げている。
マントを羽織って直射日光を防いではいるが気温は50度を軽く超えており地表の温度は70度以上もあるのだ。この様な状態の砂漠を徒歩で横断するのは無謀と言える。
過酷な環境の中10時間以上歩き続けているとあれだけきつかった日差しも弱くなり今度は逆に冷え込んできた。
砂漠は、一転して極寒の世界となり旅人に牙を剥く。
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・
「ふぅー・・・、ふぅー・・・、ふぅー・・・」
そんな過酷な環境の中彼女は、ゆっくり一歩一歩進んで行く
「・・・はむ(もぐもぐ)」
・・・ん?こいつ何食ってんだ?何かがおかしい!!
「あっつう!おでんの汁垂れたぁーー!!」
って、おいいいいいいい!!!!
慌ててアングルを変えてマント内を確認するとエアコンが効いているのか適温が保たれており全く寒くない。
小皿に盛られた熱々のおでんをはふはふ頬張って幸せそうに目を細めてやがるし!
・・・まさか昼間は、どうだったんだ!?
傍観者権限を使用して映像を巻き戻して確認すると・・・
マント内は、涼しく快適で隠れて見えていなかった口元でソフトクリームをペロペロしていやがった!
何てこった!
「ふぅー、美味しかった。寝よっと。」
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・
歩きながら寝やがった・・・
失礼、取り乱して感情が出てしまった。大人しく語り部に戻るとしよう。
「すー・・・、すぴー・・・、すー・・・(じゅる)」
ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・
彼女は、目を閉じながら歩いて進んでいる。
どうやら目的地は無いようであった。
強いて言えば、砂漠を歩くというのが目的だったらしい・・・
どこぞの救世主っぽくてカッコイイとか・・・
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そんな調子で一週間ほど歩き続けると川と街を視認できる所まで来ることができた。
フラフラとした足取りで街にたどり着いた彼女は、飲食店に向かった。
疲れてもいないし食料は豊富にあったので飢えてもいないし喉も乾いていないのに何をするというのか。
店内に入ると冷房が効いており
「い、いらっしゃいませ~」
「水と食べ物を・・・」
「は、はぁ?」