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5.ただれた関係はバカには難しい(和也の供述)

偽和也は慣れたもので彼女の家で勝手にコーヒーを入れて飲みながらくつろいでいた。


しかし彼女はいつもシャワーが長いこのまま待っててもいいが彼女のシャワーに乱入するのもいいかもしれないと思い始めた。

彼女と泡まみれに洗い合う、いいかもしれない。自称和也の中でむくむくと悪戯心が芽生えてきた。


彼女の体つきはやはり女子高生にはない大人の魅力がある。

体中あちこちフニフニで触ると柔らかい。

特に着やせするタイプだが脱ぐと胸もかなりイイ……。


決心した和也モドキはコーヒーは一気に飲み干した。

熱いコーヒーが喉を通り胃の底をジワリと熱した。


立ち上がろうとした時、異変が起こった。

胃の底でじわりじわりと熱が広がっていく。

胃全体に広がり、よじれ始る。

違和感に思わず体をよじる。

うめき声をあげ床に倒れた。

激しく息をつき立ち上がる。

突然体の違和感が消え去った。


さっきは何だったんだろうと思ったが、そこで気づいた。

目線が低い気がしたのだ。

なんだか体もだいぶ軽くなった気がする。


そこで彼女がシャワーから上がってきた。

彼女にさっき起こったことを報告しようとした時、彼女の表情が鬼のように変わった。


「ちょっとアンタ何してんのよ!あんただれ?」


「?」


「和也はどこよ!」


「ああ。そうそう。実は今おなかが急におかしくなってさあ。」


「はあ?それでなんでアンタがここにいて和也がいなくなるのよ!」


「いやなんでって……。」


「さてはアンタが隠したのね?」


「ちょっと待てよ。さやかなんで包丁なんて持ち出してんだよ。」


「さてはアンタ和也の女ね!あんた和也をどこにやったのよ!」


「落ち着けお前はいつもシャワーから上がったら俺に甘えてきて、俺が襲い掛かろうとするとお前が『先にシャワーを浴びてきて。上がったらイッパイマッサージしてあげるから。』って。俺が『そんなこと言っていつも俺がいろんなところをマッサージすることになるじゃないか!』って言うとお前が照れながら『今日もいっぱい甘えちゃうからね』っていって俺の脇腹をつねって……。」


なぜかそう言ってるうちに相手の顔がどんどん赤くなっていく。

なんでだろうかと首をかしげていると相手が怒鳴り出した。


「和也がしゃべったのね!」


殺してやる!と叫んで襲い掛かってきた。

靴を抱えはだしのまま逃げ出した偽和也がなんで怒ったのかと不思議がりながらも気づいた。いつもより足が遅い。

後ろから追いかけてこないことを確認し歩調を緩め、いつもなら平気なはずの運動量で激しく息をついた。

靴を履きなおした時にさらに不思議に思った服がぶかぶかなのだ。

袖が長くて指先が少し出ているだけになっている。

袖をまくってみるといつもの自分の手とは違う指が細くつるつるで毛も生えてない。


靴を履くと全くサイズが合ってない。


体を触っていくととても細い、足、腹そして……。

巨乳だった!人生でいろんな巨乳を見てきたがこれまで遊んだことがある女たちの誰よりもでかい。恐る恐る足の間に手を伸ばすと今まであったものがなくなっていた。



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