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第12話 VS森の竜さん


師匠がいなくなり、3日がたった。


、、、、、なんか面倒くさくなってきた、、いやね、だってね昨日無事にEランクからDランクになりましたし、宿代もしばらくは大丈夫だから、だんだんやる気が出なくなってくるよ!3日坊主って本当の事だったんだね、驚きだ!


いや、いや、いや、そんな事言ってる場合じゃない、師匠に追いつくんだろ?なら頑張らないといけない、

ハァ、何をしようかな今日は、疲れるのはやだなー、、、とりあえず外に出て、何か狩るかーー、

そう思い俺は準備をして街の外に出る。


あー、日差しが強い、暑い、疲れる!ラウガから買ったローブ結構暑いし、脱ぎたくなってきた。あ〜もう、とりあえず涼しそうな森に向かうか!


*******************************************


はい、到着、ヤッベ、疲れた帰りたい、でもなーここまで来たんだから、とりあえず稼いどくか、ハァ、、、


俺はため息を吐きながら、しぶしぶ狩りを始める。

ゴブリンから、キラーオソとか言う熊のモンスターなどを余裕で狩っていた。


、、、ハァ、、とりあえず休憩。

1時間くらいたち俺は休憩に入る。


俺は強くなってるんだろうか?正直、実感がわかない。しかも、SSランクを目指せって言われたって、どのくらいの強さがSSランクなのかが検討つかない。師匠を参考にしろって言ったって、あの人は強すぎるから参考にはならないしなー、さて、どうしたものか、


俺がこんなことを考えてると、奥から冒険者が勢いよく飛び出してきた。


「うぉ!何なんだよ、」


驚いて声を上げてしまう。


「おい、お前も早く逃げろ!」


その冒険者は俺に逃げろと言ってきた。

随分親切なやつだなと思いながら何か出たのかと尋ねる。


「竜だよ、竜!この森の奥に竜がいるんだよ!今はまだおとなしいが何の拍子に怒るか分からん、だからお前も早く逃げろ!」


、、、は?竜だと?ここの森に竜が出ただと!そんなん早く逃げないと死ぬんじゃないか?俺が見てきたマンガやラノベじゃ、竜なんて最強クラスのモンスターじゃないか!


「....GAooooooooOOOO!!!」


遠くの方で何かが叫んでる声が聞こえた。


「ヤバイ!誰かが竜を怒らせた、早く逃げないと喰われる!」


そう言うと男は脱兎の如く逃げ出した。


くっ、俺も逃げないと!そう思い俺は全力で森を抜けようと駆けていく。


後ろからドスンドスンと何かが迫ってくる。

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ追いつかれる!

そう思い俺は咄嗟に『超・身体能力上げ』もとい、『纏風』を使う。師匠の技名が嫌だったので自己流に改名してみた。

俺は『纏風』の状態になり、全力でフォロー逃げる!


だが、竜はもっと速かった。ドスンドスンと聞こえてくる足音に危機を感じ、後ろを振り向く。すると、すぐそこには巨大な竜がいた。

ハァ、ハァ、ハァ、クソッ、追いつかれた!

ヤルか?ヤレるのか?俺に、こんなでかいのを倒せるのか?だか、ヤラなきゃヤラれる。

そう思い俺は竜と対面する。


「さ〜あ、やるだけのことはやってやんよ、修行の成果見せてやる!」


巨大な翼、緑色の巨体、困難に勝てんのか?と思いながらたんかをきる。

俺は剣を構え、辺りに風を吹かせる。


「GAaaooO!!」


ヤツが爪で攻撃してくる。俺はそれを上にかわす。続けてヤツが攻撃してくる。それを風を使い避ける。『纏風』のおかげで身体能力はかなり上がっており、攻撃を躱すのは何とかできる。

続いて俺が攻撃にうつる。剣を使い切りかかる。切れては、いる。だが、薄い。

ヤツは再び爪で攻撃をしてくる。俺はそれを難なくかわす、ワンパターンかこいつ、なら勝てるんじゃないか?そう油断してしまった。次に飛んできたのは爪では無く、尻尾による叩きつけだった。


「ーーーーなっ!」


ドゴン、と俺は遠くに飛ばされ、岩にに叩きつけられ、全身に痛みがまわる。


くそっ、身体能力を上げてこれかよ、勝てねえじゃねえか、こっちには決定打もないし、逃げるにも追いつかれて終わりだ、どうすればいいんだ、、、、

、、あっ、師匠のあの技を使えれば、、、だが!あれは、風霊を呼び出せないと使えない、、、

俺はここで負けるのか、、、?死ぬのか、、、?


それは絶対に、、、、、、嫌だ!

俺に、力をヤツを倒せるだけの力を!師匠に追いつける力を!くれ!!!!


そう俺が強く願うと頭の中に声が聞こえる。


“汝、力を欲するか?”


と、俺は、来た!覚醒テンプレと思った。


「ああ、欲するね、」


“そうか、では何故、強き力を欲する?”


「あ?それは、それは!尊敬する人たちへ恩返しするためだ!」


自分でも意外な言葉が出た。


“ふっ、恩返しするため、か、面白い、ならば貸そう!貴殿・・に我の力を!”


すると、頭の中に文字が浮かぶ、

これを唱えろって事なのか?とりあえず唱えよう、


「天をすべし風の神よ、我、汝の力を借りんとするものなり、我の願いを聞き届け、強大なる敵を討ち滅ぼす力を授けよ、今ここに風の神たる由縁を示したまえ、君臨せよ、『風神 ディオス・ディオ・ビィエント』!!」


そう唱えると、俺の横に魔法陣が現れ、光に包まれた男が出てくる。


「ふむ、なかなか面白き主だ、だが、話は後にするとして、まずはあヤツを倒すぞ。」


とドシンドシンとやって来た竜を指さす。


「まずは『風神力解放』と、唱えろ」


俺は言われるがまま、唱える。


「『風神力解放』!!」


すると、光る男が俺に憑依するように消えた。

、、、驚くべきほどに力が漲る。ああ、今なら何だってできそうだと思えてしまう程に、

そして竜を見て


「さぁ、待たせたな俺の力を見せてやるよ」


なんかありそうなセリフを言ってみる。

そして竜はまた爪で攻撃してくる。俺はそれをかわし、竜を殴る。すると竜は50m程後方に飛んでいく。

凄い力だ、これなら絶対に負けはしないだろう。これが、風神の力、、、

竜は危険だと判断したのか翼を広げ飛んで逃げようとする。だが、俺は一瞬で竜の目の前に来て、


「はっ、逃げんなよ、俺はお前を超えなきゃなんねぇんだからよ、」


俺は手を上にあげ風を集める。そしてイメージをする。


「お前にみせてやるぜ、俺のオリジナルの技を」


俺の手の上に巨大な風の剣が出来上がる。


「いくぜ!『風神技・嵐剣トルメンタ』!!」


そして風の剣で、竜を一刀両断にする。


「、、、ハァ、ハァ、ハァ、俺の、勝ちだ!」


俺は今日ここで竜を超えた。

竜との戦いはとても危険なものだった。死ぬかと思った、だが、楽しかった、楽しいと思ってしまった。


ああ、異世界ライフ満喫してるなー、

俺はそう思いふっ、と意識が落ちた。


最近寒くなり、風も流行ってきたので、気をつけましょう!

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