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快速特急

作者: abakamu

一か月一日一詩生活再び。

投稿し忘れてたってことはないですよ!?

快特列車は鮫津を過ぎて

羽田に行こうと走ってく

僕はがらがらの列車の内で

外の景色を眺めてた


この道路を歩く車達は

僕が見てる事を知らない

この視線を遮るマンションは

見られているなんて知らない


そう考えると

ちょっぴり寂しい


いつも君が学校に行く時は

鮫津で普通に乗ってくる

がらがらの車内の椅子に座り

いつも一人で本を読む


本に夢中になる君は

僕が見てる事を知らない

一瞬で通り過ぎるから

見ている僕に気づかない


そう考えると

すごい悲しい



明日から普通に乗ろうかな

そんな事を思っても

ヘタレな僕はいつも快特に乗る


明日から車でいこうかな

そんな事を思っても

ヘタレな僕は今日も快特に乗る



君が景色に溶け込んで

花壇の花になるのなら

僕はその花を丁寧に

根っこから盗み出すだろう


景色が君に溶け込んで

色あせてくるというのなら

僕は灰色の世界の中で

君という色を探すだろう



そんな事を思っても

ヘタレな僕は今日も快特に乗る


京急蒲田で快特に乗る

君の姿に気づかずに

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