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02

――学校、生徒会室

「おっはようございまーす!」

俺は、自分が遅刻気味なのを忘れて、普通に生徒会室に入ったことを後悔した……。

「おっそおおおおおい!」

扉を開けた途端俺は飛び蹴りをくらわされ、俺は廊下に吹っ飛ばされた……。

犯人は分かっている、風華だ。

くそ……こいつ、スパッツ穿いていやがった……。

「……あきら君、大丈夫?」

意識だけははっきりしてるから、問題はないんだけど、風華め『加速アクセル』発動させてやがったな……。

「風華、ほどほどにしなきゃだめじゃない? アレがあるんだから……ね? ふふふ」

会長こと、鈴峰美華は妙な笑みを見せる……まあ、いつものことだが。

「そ、そうですね……ところで、友梨香先輩は一緒じゃないんですか?」

「何で友梨香なんだよ? あいつ、幼なじみではあるけど家は反対側にあるから、正直一緒に来ようと思えば、どっちかが2度手間になっちまうからな」

「「へー、そうだったんだ……」」

なんで、怜まで頷いてるんだよ……。

「ところで、会長アレってなんですか?」

「決まってるでしょ? 旅行よ、旅行!」

変わって風華が喋る。

なるほど、旅行か……きっと家族旅行なんだろうな? あれでもおかしいな? 俺を殴るのを程々にすることと、家族旅行に何の関係性があるんだ?

「『大会』があるのに旅行って……普通なら合宿とかじゃないんですか?」

なんで、家族旅行が、合宿になるんだよ……怜、珍しく突っ込むところを間違えたな。

「うーん、休息も必要じゃないかなって、思ったのよ」

会長でも疲れるのか……。

「佐藤君、私だって疲れるわよ? あともう一つ、この旅行は生徒会メンバーで行くのよ?」

「……そ、そうだったのかぁあああ!」

「はぁ、もう何から突っ込んでいいのやら……」

隣で、風華が呆れていたことにすら気付かない俺だった……。

「あの、会長? 旅行はいいのですが、いつどこでやるのか、決まってるのですか?」

たしかに、それによっては、行けなくなるかもしれないし、あらかじめ決めておかなきゃな……。

「ええ、それを今から決めるとこよ?」

今日の議題は、旅行の日程を決めるってことらしかった。

「あの、なるべくこの旅行の日程は前の段階にしておいた方がいいともいます、大会だって控えてるわけですし……それに、お祭りとかもありますから」

「それもそうね……わかったわ! 明日から2泊3日の旅行に行きましょう!」

「「「……えええええええええ!」」」

3人そろって驚いた、もちろん会長の無茶振りに……だ。



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