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始めに
『妖術』『妖』『化生』それらがまだ息づく時代
しかし、不可思議な事が溢れるこの国々でも戦乱はあった。
北には神を祀り神託に重きを置いた国『橡』
東には茨に囲まれ絶対城壁と呼ばれた城を持つ国『荊』
西には国のほとんどが森に囲まれ獣とともに生きる国『馬群』
南には揺らぐことのない絶対王制を敷き、高潔な心と忠誠心を持つ国『最王』
そして4つの国に囲まれた小国『北川』
美しくも長閑なこの国も例外なく戦乱の炎に巻き込まれることとなる。
戦は儚く、そして厳しい。
小さな国はあっという間に時代の狭間に消えうせてしまうのか?
この物語は北川の姫と山賊狩りを生業とする男が歴史に名を刻む
そんなお話である。
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