1話
ここは国立ARMS操縦者育成学校(通称 学園島)。
隠岐の島を改造してつくられた、中高一貫の、ARMS(Active-Raising-Masic-System)操縦者を育成する学園である。
ARMSとはその昔、災害時の人命救助を目的として造られたが、原因不明の自然災害の劇的な減少により、活躍の場を戦場へと移し、現在は国際的なスポーツ競技に用いられている。
過去のロボットや兵器と大きく違う点は機動性や汎用性、さらに待機状態には小型デバイスに格納されており、使用時には現実世界に具現化させるというところである。それにより、個人で持ち歩くことができるようになっている。しかし現在では、特殊なフィールド内以外では具現化できないようにされている。(出典 よくわかるARMS・ARMSに関係する施設の歴史)
俺は蒼井湊、学園島の生徒だ。
自分ではいたって普通の生徒のつもり。
周囲からは戦闘狂<バトルマニア>っていわれてるけど、そんなことないと思うんだけどなぁ。
なんか今日から高等部に進学するっていうのに、あんまそんな空気ないんだよ。
まぁ、ここはイベントが多いから楽しいところではあるんだが、外部からの編入生(刺激)がほとんどないから、新しいことが始まるっていう感じがすこし足りないのかもな。
「なんか面白いこと起きねぇかなー」
「なーに入学式の日に不吉なことをいってんの?」
後ろをむくと、見慣れた顔の1人の少女がいた。
「俺の一人言につっこみを入れたのは黒髪の美少女だった」
「やだ。そ、そんなこといきなり言われたら・・・てれるよー。っていうかなに?今のナレーションみたいなの」
と赤面しながら話しかけてくるのは、川上撫子。中2のときからよくつるんでいる仲間の1人だ。
「なんとなくだよ、なんとなく。それより、なんで俺の希望が不吉なんだよ」
「それは湊が退屈したみたいなこと言うと、なにかしら厄介なことがふりかかってくるからに決まってるよ」
「厄介ごととはずいぶんだな。そういうことが起きたほうが楽しくていいじゃないか」
というふうに、もはや恒例となっているやりとりをしながら登校していると、
「第3アリーナで決闘だってよ」と面白い話が聞こえてきた。
すぐに俺は撫子を連れて、アリーナまでやってきた。(中等部も同じ敷地にあるから迷わずに来れた)
「面白そうだから、俺もまぜてくれよー」といったところ
そこには活動限界に陥った1機のARMSと実に爽やかな笑顔の親友がいた。
彼は大友フェリクス、日本人とフランス人のハーフらしい。
整った容姿、なめらかな金髪<ブロンド>、卓越した操縦技術、紳士な振る舞いなどといった要因にとって、普通じゃなくモテる罪なヤツだ。
紳士っていう部分には?がはいるんだが。
俺や撫子は親しみをこめて、こいつのことをフェルと呼んでいる。
「進学早々なにしてんだよ。」
「混ぜてくれといった、あなたもほとんど同罪ではないですか?」
フェルに軽くかわされて、俺は動けなくなっているARMSを見た。
「なんだ。また谷原のやつか。」
谷原は中等部のころからフェルに挑んでは毎回懲りずに倒される男だ。
因縁をかけてくるのは、簡単にいうと好きな子がフェルのファンクラブに入っちゃったということ。
以上、説明おわり
「よくこいつもわざわざ、倒されるために先生呼んでフィールドつくってもらうよな」
「いい機体ならしになりましたけどね」
「ほらほら、そのくらいにしときなよ。あんまりひどい事いっちゃダメだぞ」
撫子に止められなければ、もっとフェルと一緒にボロクソにいっていたに違いなかった。
ほんとフェルは紳士なのかー?女子がいってることが信じられないぜ。
「そういえば、昨日クラス発表の連絡メール来てたな」
「そうですね。僕はB組でしたよ。」
「ホント!?私もBだった。よろしくねー。湊はどうだった?同じクラスだと嬉しいな!」
「あー、俺もBだったはず。スゲーな、これで中1から4年連続で同じクラスだぞ。ところで、フェルと一緒なのは珍しいな。はじめてじゃないか?」
「ほんとうですね。実力を分散させてますから、湊と一緒にならなかったですし、撫子さんも初めて同じクラスですし。今年はいい1年になりそうです。」
「ホント、ホント。運命を感じずにはいられないよね!?もう学校が楽しみでしかたないよ」
そんなやりとりをしながら、いつもの仲良し三人で歩き出し、みんな同じ教室へと向かっていった。
はじめましてナイーブです。
某ボディーソープとの関係はありません。
初投稿で不定期の更新ですが、どうか温かい目でおねがいします。
本編ですが、こんな感じが彼らの朝の日常です。
騒がしい子たちです。青春です、うらやましい(笑)




