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神仙国有史  作者: SD
3/3

1章ー月 紅蓮 お嬢様

軽い読むことができる楽しい小説になるように祈ります

中化風の恋愛物語です

どうぞよろしくお願いします



「ったく、鶏おじさんは」



紅連が人々の間を柔らかに抜けながらつぶやいた。黒い髪を端整に結って赤い連花の装身具で髪を装飾した彼女がどのぐらい歩いたろうか。しばらく後、金色の煉瓦でなっている大きな宮に到着した。彼女が門を開けながら'ただいま!'て大きい声で叫んだ。すると、その声で小さい少女と少年が'おかえりなさいませ!'と言いながら家の中から出た。食物と着る物、寝る場所が無い貧しい子供たちを連れて来て面倒を見た紅連が自分の腰を抱きしめる子供を抱きしめた。



「何の仕事なかったし?」

「ああ、お嬢さんに電報が到着しました」

「電報?」

「はい。たぶん主人様が送った電報じゃないかと思います」



ある小さい子の言葉で紅連の眉毛がちらっと動いた。



「あのダメ父が?」



紅連の問いで少年がちらっと首を縦に振った。紅連は子供たちを連れて家の中に入った。家の中には子供たちが未熟な手で出したお茶を飲んでいたある男がいた。紅連が男に問った。



「…私に電報て?」



お茶を一口飲んだ男が紅連を見てちらっと首を縦に振ってあいさつした。男の挨拶をもらった紅連も膝と首をちらっと縦に振ってあいさつした。男が懐からちゃんと折れた紙を出して紅連に渡した。



「私の名は石永せきえい。冬将軍様の下でいるものです」

「…ああ、はい」

「冬将軍様から電報を取り次ぐしてくれて頼んで来ました」



灰色の髪の男、石永と言う男が渡した紙を何の文だろか、考えていた紅連がつい紙の中身を読む始めた。そしてしばらく沈黙が続く。彼女の手がふるえて始めた。どこか変な笑顔で紅連は石永を見て口を開けた。



「あのすみませんが、電報が間違ったようですね」

「ええ?そんなはずがないです。私が直接、冬将軍様に貰ったから間違ってるはずがないです」

「だとしたら……」



紅連の顔が真っ白になく始めた。彼女の手は取っていた紙さえ逃すことができないしふるえてきた。しばらくの後、彼女は家が震えるぐらい大きい声を出した。



「あの…ダメお父様─!!!!!!!!!」



びっくりした子供たちは門の後ろに隠れて、電報を渡した石永もびっくりして紅連から離れていた。紙が下に落ちた。その紙には'紅連へ'と書いていた。終りには'あなたの父─冬将軍、月真性と書いていた。内容を見よう。いったい何の内容が書いているのであんなに紅連が怒るのか。



『紅連へ


青空が見好い天遊山に到着した

首府に到着してまず、皇帝陛下をお伺いして

月の服を返すのを懇請した

すると、陛下が月の服を返す代わりに

私に月の家門の如人を宮に送りなさいと言った

君も分かるように我の家門に如人とは

紅連、君しかいないだ

紅連よ、月の天女様の願いのため

君に迷惑をかけるようになった

石永が宮に連れてくれるはずだ

宮へ行く準備をしなさい

到着すると石永を通じて父に電報しなさい


君の父─冬将軍、月真性』



「きゃあああああ─!!!!!!!!!!!!!」

「お嬢様!落ち着いてください!」

「落ち着くわけが無いでしょ!!月の服のためにあえて娘を売る?!!あのダメお父様!!!」



月の服のため娘を売った父を恨みながら月紅連は出るはずがない涙を流した。悲しみ?いやそれは悲しみではなく怒りの涙だった。彼女の怒りの叫びはあの日の太陽が暮れるまで続いた。



楽しいでしたか?

コメントは難しいものでは無いです

コメントは作家に大きい力になります



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