初依頼!
ギルド長との面会を終えて、私達は一階に降りて依頼が貼られているクエストボードの前に立っていた
「え〜と、Fランクのやつは…薬草採取、ゴブリン討伐、一角兎の角の納品か。
なんかつまらなさそうだな。ノアはどれがいい?」
「う〜ん。薬草採取でいいんじゃない?途中で魔物と出会っても狩れば他の依頼対象かもしんないし。」
「それ採用!」
そして私は依頼が書かれた紙をビリッと取って受付嬢さんがいるカウンターへ向かった。
「この依頼を受けたいのですが。」
「わかりました。依頼期限は受注してから3日までです。日数を超過した場合は違約金を払ってもらいますのでご注意ください。では、行ってらっしゃいませ。」
私達はギルドから外に出たあと、鍛冶屋と雑貨屋によることを決めた。
「へい、らっしゃい」
「あの〜。魔法使い用の杖とローブ、剣士用の盾と剣、動きやすい鎧はありますか?」
「ちょっと待ってな。」
店の人がそう言うと奥の方へ去っていった。
「なんか色々あるね。剣やレイピアをはじめ、ハンマーから従魔用のクロ―に鞍もあるんだね。質もかなりいいし。」
これからは武具を買うときはここにしよう。店名は、「クロック武具店」っと。
「ほら、持ってきたよ。魔法使い用の杖は世界樹と真龍の魔石を合わせた一級品でローブはヘルウルフっていうAランクモンスターから取れた毛皮だよ。耐火と耐刃がついているし、浄化と回復のルーンも刻まれているからおすすめだね。剣は閃龍と天竜の素材を合わせたから邪神とかじゃないと切れないことはないし、折れないから受け流しにも使える。盾は、ヘルタートルの甲羅に浄化と魔法攻撃耐性、物理攻撃耐性のルーンが刻まれていて、万能だよ。鎧は迅竜の鱗と皇龍の鱗をつなぎ合わせているから動きやすいし、鉄に見えるものはオリハルコンだ。硬いからAランクでも傷つけることはできないよ。皇龍の効果で全属性耐性がついているから、ほぼ魔法で傷つくことはないね。」
なんかめっちゃ高価な素材を使って作っているらしい装備が出てきたね。オリハルコンだって。伝説の金属じゃん。こんなに簡単に出してきていいの?
「ありがとうございます。代金はどれくらいですか?」
「ざっとオリハルコン貨四枚ってところかな。」
オリハルコン貨か…持ってるかな?えっと、ポッケの中に金貨や銀貨とは違う色の貨幣が国一つ埋まるくらいあったから、あったあった。
「これであってますか?」
「こりゃあたまげた!ミスリル大幻貨じゃないか!」
「なんですかそれ」
「あんたこの貨幣の価値を知らないのかい?一枚につきオリハルコン貨10枚ってところだよ。国同士の大きな取引しか使われない、幻の貨幣だよ!」
「そうなんですか。お釣りはいりません。代わりに、特注とかしていいですか?」
「もちろんだよ!むしろこっちからお願いしたいくらいだ!」
「じゃあ、取引成立ですね。これからよろしくお願いします。」
「ああ、よろしく頼む!」
そして私達は鍛冶屋をあとにした。次に寄ったのは雑貨屋!ここでは、ランタンや火種などの野営用品をかうよ!
「いらっしゃい」
店主の声がめちゃ響いた。
「野営用品ってありますか?」
「あるよ。寝袋からテント、携帯コンロまでたくさんのものがあるね。欲しい物を言ってくれ。用意するから」
「では、寝袋を2つとテント、携帯コンロ、ランタン、ろうそく、少し大きめのリュックはありますか?」
「少し待っていてくれ。探してくる。」
そして店主は奥の方に去っていった。なんか、皆奥に行くんだね。
「待たせたね。2人用テントと携帯コンロ、ランタンが2つ、ろうそくが十本、そして収納鞄だ。」
「ありがとうございます。金額は…」
「小銀貨8枚だよ。」
「はい。小銀貨八枚です。」
「確かに。ありがとうございました」
私達は店を出た。ああ、この世界の貨幣価値なんだけど銅貨が10円、大銅貨が100円、小銀貨が1000円、銀貨が10000円、金貨が100000円、オリハルコン貨が1000000円、ミスリル大幻貨が10000000円だよ。やばいよね。一つの貨幣で最大一千万だからね。
「さて、買いたい物は揃ったから行こうか!ノア、走るよ!」
「うん!競争だね!」
「よーし負けないぞ!」
私達はそう言いながら音よりも早く街を駆けた。依頼書に書かれていた魔法の森ってどこだろう。マップ検索かけようかな?…あった。このまま真っすぐ行って左だね。
「ノア!門を抜けてすぐ左!」
「わかった!」
そうしてわたしたちは魔法の森へ向かった。どんなモンスターが出てくるのかな?楽しみ!




