奴隷商人との戦闘、そして休息。
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「だいぶ金になりそうだ!」
「ッ!」
奴隷商人(仮)がそう言うと全身に鳥肌が立った。
(何だこれは?恐怖か?違う。なにか、妙な感覚―――)
嫌悪。フランは奴隷商人(仮)に凄まじい嫌悪感を抱いていた。
「どうしたの?アルベルド。」
「アマラ!見てくれよ、この少女。売るのには少し幼いが、美しいだろ?」
「そうね。ただ、この子あなたを嫌っているわよ。あなた、名前は?」
全身赤の鎧を着た、茶髪の女の人が聞いてきた。そして、答えた。
「私は、フラン」
(ん?私?一人称が変わってる?まぁいいや、とりあえず鑑定!)
ーーーーーーーーーーステータスーーーーーーーーーーーーー
名前:アマラ
職業:俊足剣士
種族:人間
性別:女
レベル:25
魔力量:200
腕力:60
守り:10
俊敏:350
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(レベルは上なのに、俺より魔力量と守りが低い?獣人の種族特性か?)
〈スキル:鑑定がレベルアップしました。鑑定Ⅱに進化します。〉
どこからか、感情の抑揚が感じ取れない機械質のような声が聞こえてきた。そこで、もう一度アマラを鑑定した。
ーーーーーーーーーーステータスーーーーーーーーーーーーー
名前:アマラ
職業:俊足剣士
種族:人間
性別:女
レベル:25
魔力量:200
腕力:60
守り:10
俊敏:350
ーースキルーー
疾走
瞬動
弱点察知
弱点特効
韋駄天
結界魔法
ーー特殊能力ーー
解析眼
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おそらく、移動系だと思われるスキルが揃っていた。
「フランちゃんね。情報に偽りはないわ。」
「よし、捕まえようぜ!アマラ、殺すなよ!」
「わかってるわよ。フランちゃん、ごめんなさいね。こうでもしないとお金がないのよ。」
(なにか、奇襲に使えそうなもの―――風魔法だ!)
風魔法:ウィンドウカッター.風弾
(このなかから、選べばいいのか。じゃあ、『ウィンドウカッター』)
シュンッ!
「なっ!」
キン!
「えっ?」
アマラは剣で魔法を「弾いた」
「あら、無詠唱持ちなのね。」
(魔法は無理そう。だったら!)
「ていやぁぁあぁあ!」
フランは飛びかかった。しかしその攻撃をアマラが受け流し、反撃する。
「ふっ」
「ッ!」
フランは間一髪で避ける。そして、想像で魔法を作り上げる。今度は、カンナカムイもどきだ。
―――ドドォォン!
極太の雷が、天から落ちる。衝撃波でフランは飛ばされた。だが、立ち上がる。
「ア…アア…。」
カンナカムイもどきを受けても死んでいなかった。スキルにあった、結界魔法で防いだのだろう。しかし、瀕死だった。
「さよなら」
フランは首を跳ねた。そして、勝利を静かに噛み締めた。
「にゃ〜。疲れた…へっ?」
無意識に猫のような声を出した。なんで?
「とりあえず、寝るか。」
戦闘続きで気付かなかったが、日は暮れていた。満天の星空が、幻想的な雰囲気を出していた。そのしたで、フランは気持ちよく眠りについた。




