VS邪神
「ガハッ!」
「「フラン(お姉ちゃん)!」」
(倒したはず…?なのに、なぜ?殺れてなかったのか?だが、魔法はあたっていた…スキルか種族能力か!クソ…『神眼!』)
ーーーーUNKNOWNーーーー
(鑑定が…できない…?やばい…意識が…)
「フランお姉ちゃんに、何してんだー!古代魔法『神秘治癒!』」
「あたしの意に答えよ!火竜砲『竜撃!』」
ノアがフランを癒やし、時間稼ぎのためにルルが撃つ。たった数秒だったが、十分だった。
「ん…?ここは…?」
「フラン姉ちゃん!よかった!」
「フラン!目覚めてすぐで悪いが、邪神を殺るぞ!」
「わかりました!少し時間を稼いでください!」
「わかった!『フルバースト!』」
「氷結神が命ずる、我が意に答え氷結の壁を創り出せ!『ブリザードウォール!』」
「ふぅぅぅぅぅ。」
―――パリン!
ノアが作った壁が壊れた。しかし、十分。
「『理よ、我が魔力を全て喰らい、我に敵意をかざす者を滅ぼせ。恐れ、激痛に喚き、泣き叫び、地獄を味わうがいい!禁忌術:終焉セカイ 地獄!』」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ―――
音が全く追いつかず、閃光だけが私達を襲う。そんな中、ルルはひとり呟いていた。
「使うと神に消されるという禁忌を犯したのか⁉️しかも、封印されて魔法は伝わっていないと言われているが…?」
しかし、こんなことをしている場合ではないと結界を張ろうとした。しかし、発動できない。
「なぜ⁉️」
目の前まで衝撃が迫ってきている。ここで終わるのか。そう思った刹那――。
「結界魔法『万能結界!』」
フランの魔法がルルを守り抜いた。
煙が晴れた頃、3人は目を剥いた。なんせ、邪神は無傷だったのだから。
「あれでも、死なないっていうの?」
「ノア、先に逃げて。ルルさんも。」
「なっ!無茶だ!こうなってしまえばもう止めることはできない。最高神が降臨するのを待つしかない!」
「そういえば言ってなかったね。私が最高神。剣神フラン。」
「へ?」
「ノア、ルルさんを担いで街まで逃げて!」
「でも、」
「早く!」
「…わかった。生きて帰ってきてね。」
「もちろん。死ぬ気はない。」
そう言って、ノアは走り去っていった。
「一対一の真剣勝負だね。邪神。」
「…」
「はぁ、喋ることはないってか。まぁいい。速攻終わらせる。『武器創造:神剣 破滅』…っくぅ!」
魔力が大量に失われていく。そして、手に取った。生み出した、漆黒の剣を。
「行くよ。はぁぁぁぁぁ!」
魔力が失われたフランにとってはこれが最後の一撃。これが生死を分ける一撃であるのは理解していた。
「神剣よ『滅ぼせ』」
フランは唱える。武器の真価を発揮する、言葉を。
そして―――邪神を斬った。
アァァァァアアアァ!
邪神が塵になって消えてゆく。フランは勝利した。邪神に。
(もう、立て…ない。)
そして、倒れた。




