表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/12

徒然なるままに

わんばんこ~おまがりです。

皆さんはお元気ですか?

うん、そりゃあよかった。


え?

全然元気じゃない? 病気? マジで?

じゃあさ~今回のおまがりをしばいてきて。

きっといい気持になるよ。


それは保証できないけど、鼻くそを久しぶりに取ったくらいにはスカッとする…かな???


ん・で。今日はおまがりのダークサイド、っていうことのほどでもないけど、ちょっと恥ずかしい面、暗い面、情けない面を披露したいとのことよ。


おまがりは暇です。

人から見たら優雅なもんだと思われるでしょう。

常に母と一緒で、仲良し親子に見えているでしょう。

着るものも新らしくて、お金を掛けていいわねって思うと思う。


でもね。

私はいつもさみしいし、誰からも愛されていないと感じている。

そんなの誰だってそうだけど。


母はお金を持っているけど、私には将来は生ポにでもなれば? ってよく言われている。

だから生ポになるかもってドキドキしながら生きている。


母と一緒なのは、持っている病のせいで、一人で外出できないから。

一歩家の中に入れば問題なんてごろごろしている。


おしゃれでいいって思うかもだけど、私は生地を買って、それを年に一度、仕立ててもらうまで、そのために生きよう、それを楽しみに生きようと思ってる。っていうことを太宰治が言ってたと思う。わかるよ治…。

まあね、そのお金があるだけいいじゃんって向きもあるというのは知ってる。分かってる。


だからここに書いたことはみーんな、私の甘ったれたガキのたわごとなのかもしれない。

でも、私は病をり患して、二十五年くらいは、死ななかっただけだった。

生きていけるんだよ、死ななけりゃ。

そういう風に生きている。


要するに見た目金持ちの部屋住みね。

部屋住みっていうのは武家の次男、三男坊が、「仮に長男が死んだときにはお前というスペアがある」という理由だけで親に食わせてもらって住まわしてもらってる身分のこと。時代劇ではあまり取り上げられないけど、そういう悲しみジョニーな身分があったのよ…。


私は昔からよく、ぼんやりしていたせいか、または威圧感でもあったのか、生意気だったのか…とにかく金持ちであると勘違いされることが多かった。


学校でも「もしかしてお嬢様?」なんて聞かれて、お花屋さんで花をくださいって差し出したら「はい、お嬢様」って言われてびっくりしたこともある。レジ打ちのねーちゃんがやたら丁寧な接客して、最後に両手を揃えて「またお越しくださいませ」って言ったりとか。とにかく他人から勘違いされてた。


でも、本当は部屋住み。

そんな私が時々夢を見るのが愛の力です。

ほら、ジョンとヨーコのように、愛によって孤独から救われる話なんて、ゴロゴロしてるでしょ。

私もそうやっていつの日か。


間抜けな想像だけどね。


ああ、なんか書いても書いても愚痴になるね。

「赤とんぼ」で一杯飲みたい。

私は医者に止められているのでお酒も飲めないから、ソフトドリンクとイカの揚げたのとか食いながら、ちあきなおみの歌を聴いて泣きたい。


そういうボウフラのようなふわふわとして実体のない人生を、私はいつまで続けるんでしょうか。


知るかよ。


ねー、これ読んであなた、いい気味って思わなかった?

ちょっとホッとしなかった?

みんなそうやって生きているのねって思った?


良し。


リーヴィオンペイヤー、祈りながら生きるのよ。


ではでは。


もう遅いから、おやすみなさい。


終わり


今回のBGM:「花は咲く」の特に遊佐未森のとこ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ