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act.9 黄色い空 鋳塊襲来‼︎

あれから何日過ぎただろう。

正確には1週間と3日だ。

しかし、あの未国埜亜空間での鍛錬の時間を足すとどれくらいの時間が過ぎたか知れない。

そもそも時間ではなかったか?

まあいい…

確実に戦闘能力は身に付いて来た。


亜空間でもない限り俺達は普段、普通の生活、つまり仕事をしている訳で、鍛錬をする暇などない。

故に俺達は亜空間という別次元で躰を鍛えているのだ。


今日もデスクワークという名の業務が俺を待っている。

俺の朝は早い。

6時起きの6時半出発。

首都高を抜け、いつも7時20分には会社に着いている。

今日もそのはずだった…


嫌な予感がした…。

雨上がりでもないのに空が黄色くなってきた。

あの日首都高は壊滅状態になり、いつもの道は未だ出来上がる目処も立たずにいる為、もう1本の高速を使っている。

変な天気だなぁ。などと思いながら窓の外を見ると雲ひとつ無い空に何やらビル群を逆さまにした様なものが浮かび上がっているではないか⁉︎

俺は悟った。

念仏でも唱えたい気分になった。

大丈夫。俺は前までの俺とは違うはず。

こういう時の為にあれから鍛錬して来たんじゃないか!

きっとアイツ等に違いない。

あの日、俺をメッキと言い捨てて首都高を壊滅させた連中…あの男の金の目を忘れた日はない。

その空に現れたビル群はどんどん近づき人々はどよめき出す。

「何んだ!アレは⁉︎」

「地球外生物襲来⁉︎」

あながち間違ってはいない。

俺はあの者達のことを渾然さんから別の星の生き物と教えられた。


と、その巨大な逆さまのビル群の中から何やら落ちて来た様に見えた。

近づいて来た。どんどんこちらに向かって落ちて来る!

アイツだ‼︎

《ドンッ‼︎》

俺の運転する車のボンネットの上に降り立った。

俺は車から降りた。

「一度ならず、二度も俺の車の上に降りるとはな。もっとも、この車はあの日お前がめちゃくちゃにしてくれた俺の大事な愛車と違って中古だけどよ。」

「……。」

「忘れねーぞ!お前の名も!鋳塊だったな‼︎あれから俺は」

「うるさい。オレはあの時、お前はメッキだと言った。だが、オレはお前には素質があると思ったから一目会いに来たのだ。オレの目に狂いはなかったと。」

「何を言ってるんだ⁉︎全く訳が分からない。」

「お前にはオレ達とこの地球の遥か上にある星、【藍巫】(らんぶ)に来て欲しいと思っている。」

「話が読めないんだが…⁉︎」

「つまり、スカウトしに来たんスよ。おれ等の星、藍巫にはお前みたいなのが必要だ、とね。」

鋳塊と一緒に降りて来たリアレオンが付け加えた。


読んで頂きありがとうございました‼︎

お久しぶりです!また続きで会えることを楽しみにしてます!よろしくね★

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