表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

AI屋台 第11話「魅力イヤリング」

作者: エドゴン
掲載日:2022/03/09

【1.序章】


美久「私は美久。中学2年生です。何の取り柄もない平凡な女の子。普通に中学生活を送っています。」


そんなある日の中学校で。


友人「美久!こんなのがあったよ。アイドルオーディション開催決定!君の応募をお待ちしています。だってさ。」


美久「無理無理。合格できるわけない。何の取り柄もないし。」


友人「私も一緒に受けてあげるから受けてみない?」


美久「えー!無理だよー。」


友人「何事にもチャレンジだよ。不合格でもいいじゃん。いい経験にもなると思う。」


美久「そうなのかなぁ?そこまで言うなら。」


友人「じゃあ決まり!」


美久は渋々了承した。


【2.魅力イヤリング】


中学校からの帰り道、美久は屋台を発見した。


美久「こんなところに屋台なんてあったっけ?何が売られているんだろう?」


エドゴン「いらっしゃい。」


美久「何が売られているんですか?」


エドゴン「AIスキャンをすれば今のあなたにふさわしいアイテムが出現します。」


美久「お金はかかるんですか?」


エドゴン「AIスキャンは無料でございます。」


美久「じゃあやってみようかな?」


エドゴン「かしこまりました。ではAIスキャンを始めます。」


びろろろろーん!!


わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。


エドゴン「おお、これは!魅力イヤリングでございます。」


美久「どんな効果があるんですか?」


エドゴン「それは実際に使ってみなければわかりません。」


美久「何か魅力的になれると言うことでしょうか?今度オーディションもあるし身に付けて臨んでも良さそう。いくらですか?」


エドゴン「2,000円でございます。」


美久「一つお願いします。」


エドゴン「お買い上げありがとうございます。」


【3.書類審査】


美久は購入した魅力イヤリングを身に付け、書類審査用の写真を撮影した。


美久「よし、盛れたね。」


次の日学校で。


友人「書類審査用紙書いてきた?」


美久「うん。」


友人「写真綺麗だね。すごく盛れてるよ。これなら書類審査通過するかも?帰りに郵便局に行って投函しよう。」


美久「OK。」


そして2週間後に書類審査結果が送られてきた。


美久「やったぁ。合格だって!」


友人「良かったね。私はダメだったよ。」


美久「残念。私一人で二次選考に行くのは嫌だなぁ。」


友人「頑張ってね!応援してる。」


【4.選考を突破していく】


美久は二次選考に魅力イヤリングを身につけて臨んだ。


審査員「何か特技はありますか?」


美久「これといってないんです。友達に誘われて応募したら偶然に書類選考を突破してしまいまして。」


その時、魅力イヤリングが輝いた。


キラーン。


審査員には美久が魅力的な人物であると映った。


審査員「あなた、目が綺麗ですね。」


美久「そうですか?言われたことはないのですが。」


審査員「特技がないとなると、自分のここが好きっていうところはないですか?」


美久「自分に自信がないんです。こんな自分でもアイドルになれれば変われるかなと思って。」


審査員「そうですか。」


その時、魅力イヤリングが再び輝いた。


キラーン。


審査員「あなたの魅力は正直で素直なところですね。」


美久は二次選考を突破した。


友人「すごいじゃん。次は最終選考だね。」


美久「たまたまだよ。」


ここまで選考を進められたのは魅力イヤリングのお陰であると美久は感じていた。


【5.最終選考】


美久は最終選考にも魅力イヤリングを身に付けて臨んだ。


審査員「最終選考では歌を披露してもらいます。自分の自信のある歌を披露してください。」


美久は歌を歌ったこともカラオケに行ったこともなかったので、自信が全くなかった。


順番に審査が行われていき、ついに美久の順番になった。


審査員「何を歌いますか?」


美久はこのオーディションのアイドルの代表曲を選曲した。そして歌唱が始まった。


その時、魅力イヤリングが輝いた。


キラーン。


美久は歌を歌ったことがありませんでしたが、気分が高揚して下手ではありますが気持ちよく歌うことができた。


審査員「なかなか良かったよ。」


美久「ありがとうございます!」


最終選考から3日後、結果が送られてきた。美久はドキドキしながら封筒を破いた。


なんと「合格!」だった。


【6.活躍】


アイドルの一員となった美久は魅力イヤリングの力を借りて、新曲のセンターに抜擢された。


美久「私がセンター!いいんですか?」


新曲のセンターとしてMV撮影、CM撮影、握手会、テレビ番組の収録をこなして行った。美久にとっては全てが初めての体験で新鮮な気持ちで臨むことができた。


そして美久は魅力イヤリングを付ける必要は無くなっていった。顔も綺麗になり、認知度も上がっていき、人気者となった。AI屋台が美久を選んだ理由は定かではないがAIが最適解を導き出した結果なのだろう。


美久は魅力イヤリングを捨てた。しかし美久は今日もアイドルとして活躍している。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説をお読みいただきありがとうございます。
小説の作者「edogon」の詳しい自己紹介はこちらです。
自己紹介や持っている障害について

私が運営しているブログはこちらです。
ブログ「HCap」
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ