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70-練り練り。


 今日は久々に試作じゃない物を作ろうと思う。久々じゃないかもしれないけど、試作ばっかで遥か昔な気がするよ。

息抜きも大事だし気分転換のためだね。決して試作が嫌になったわけじゃないよ?本当だよ?


「うまくできるかなぁ。難しいんだよなぁ」


 久々の和菓子作り。

まずは白玉粉と砂糖、水をボウルに入れてレンジで加熱して混ぜてを繰り返し、最後に水飴を加えて加熱する。

次に白餡をレンジで加熱してさっきのボウルと混ぜ合わせる。粗熱をとって加熱してを繰り返してベタベタしなくなるまで続けたら終わり。


「蒸し器で蒸してパパッとやりたいなぁ」


 着色用の食紅を水で溶く。赤に黒に緑に黄色と作った生地を小分けにして混ぜこんでいく。


「こっからが楽しい工作の時間だ。何作ろうかな?」


 別で用意した白餡を少し取り分けて赤く染色し先日買ったウォーターメロンのリキュールを数滴垂らす。

黒も作って豆粒のサイズにコロコロと丸めて赤の中に入れて丸く整形していく。


 黒い生地を細い線のように伸ばして茶漉し布に乗せ緑の生地を薄く伸ばして上に乗せ、その上に白も伸ばして乗せる。

その上にさっきの赤く色付けした餡を乗せて布で優しく絞る。丸く整ったら布から外して緑の生地を細く伸ばしてくるんっ。と輪を作り天辺に付け足す。


「説明難しいけどこれでスイカの完成。ちゃんと切ったら薄皮と果肉と種が再現されてるはず」


 試しに切ってみると、きちんと上手にできていた。


「我ながら凄いな。とありえずスイカを量産しよう」


 スイカを作ったあとはウサギにヒヨコにリンゴと作っていく。リンゴの種を再現するのが結構難しくて燃えたね。食べるのがもったいない。


「最後は絞るだけじゃなくてなんか模様つけてみようかね」


 赤と白とを混ぜ合わせてピンクにし餡を包んで絞ってそれをヘラを使って整形していく。

真ん中から徐々に外側に大きく花弁を作り最後に黄色の小さい丸を真ん中に乗せて完成。


「薔薇ってわかるかな?」


 こういうのって本当に全部とか手先の器用さが出るよね。先輩とかうまそうだけど細工系。料理だから無理なのかな?

作った上生菓子を一つ一つ蓋つきのカップににいれて1種類ずつ残して後は紙袋に詰める。


 明日の帰りにでも昨日のご飯のお礼を兼ねて先輩の家に持って行こうかな。

これ見たら先輩も買ったやつだと思うかな?口当たりとかくそすぎてお店のとは思わないか。今度音符とヴァイオリンの形の作ってみようかな?


 残した菓子をお皿に乗せラップをかけて和室に移動し仏壇に供える。

線香をあげて写真に向かって心の中で語りかける。

なんだかんだで一人でも最近は退屈しない日々を送ってます。心配しないで。楽しいよ。


「さて、ご飯食べてレシピを練り込むかー」


 座布団から立ち上がり大きく伸びをしてリビングに戻る。

前までは毎日つまらなかったけど先輩と会ってから色々と退屈しないな。先輩は自由すぎるけどあれくらいうるさい方がこっちが静かだから釣り合ってるのかも。


 会ってからの日数の半分くらいは先輩要素がある気がするなぁ……。

先輩に彼氏できるか、卒業するまで続くのかな?彼氏とか想像できないけど。来年は蘭ちゃんまで加わるって考えると大変そうだ。


 「少しは楽しみかもね」


 来年もみんなが揃えばだけどね。




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