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49-尾行。

続きをずっと書いてますがパソコンがない環境で段落などの編集にパソコンを使っていたので遅くなるか少しずれるかもしれません。申し訳ありません


「あ、動き出したよ。行くよ後輩くん!」


「本気で行くんですか?嫌ですよバレて怒られるのとか……」


「バレなきゃいいんだよ?」


「……先輩1人で怒られてくださいね?」


 可哀想な蘭ちゃん。

メールで教えてあげようっと。


『蘭ちゃん今先輩に尾けられてるよ』


「あ、携帯見てるよ。彼氏からかな?」


 いや今僕が送ったんで……。


「やめてあげましょうよ」


「キョロキョロしてる……。近いのかも!」


 聞いちゃいないね。


『え?どこですか?!小鳥遊さんも一緒なんですかー?』


『10mくらい後ろかな?うん。止めてるんだけど先輩聞かなくてね』


「ずっと携帯弄ってるなぁ。早く会わないのかな?」


「もし彼氏だったらどうするんです?」


「直撃してみようか?」


 みようか?じゃないでしょ……。


「あ、動き出した」


 蘭ちゃんの後を追う先輩。


「もう知りませんからね?」


「あ、右曲がったよ。大丈夫バレなきゃいいんだから」


 右に曲がると蘭ちゃんの姿が消えていた。


「見えませんね。どっかお店入ったんじゃないですか?諦めましょう」


「蘭が曲がってから数秒なのに……。この角のコンビニくらいしか入れないはず」


 先輩はコンビニに入っていこうとする。


「中にいたらバレますよそれ」


「大丈夫ー蘭ならいける!」


「私の何がいけるの?」


 あ、蘭ちゃんだ。なんで後ろから?

コンビニだから出口2つあってもおかしくないか。


「蘭なら気付かないかなって。そんなことより早く確認しないと違うところだったら逃げられちゃうよ」


 コンビニを中を凝視してそれらしいを探している。


「安心して?どこにも逃げてかないから」


 先輩気付いてないのか……。

誰と会話してるのか。


「見失ってるのはおねぇちゃんだけだよ。だいたい今誰と喋ってると思ってるの?」


「え?後輩くんじゃ……」


 それで漸くこちらを振り返って蘭ちゃんを見る先輩。


「小鳥遊さんいつの間に女の子になったんですか?」


「先輩の妄想の中だけだよ」


「あれ?蘭なんでここに?たしかここ曲がって……」


「曲がってこのコンビニに入って反対側から出ただけだよ?そんなことよりなんでおねぇちゃん私の後を

尾けてたのかな?」


「そ、それは……。後輩くんが!尾行しようってね」


 うわ。売りやがった。

最低だこの人。


「先輩が蘭ちゃんが彼氏とデートかもしれないから後を尾けて見定めよう。って言ってましたー」


「あ、後輩くん酷い!!なんで言うの?!」


「いや先に売ったの先輩じゃないですか……?」


「彼氏……?デート?誰が??」


「蘭が……」


「彼氏いないけど……?」


「なんだー違ったのか。じゃあいいや!わたし帰るね!」


「逃げる気か!逃がさないよおねぇちゃん!!」


「許してよ〜」


 逃げる姉と追いかける妹。

ここ街中なんだけど……?


「もう帰っていいかな?」




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