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13 一方的な戦い

 ◆フィレッセル城 本殿エントランスホール


 王座の間へと続くホールは大戦後に豪華絢爛な装飾が施され、平和の象徴としてこれまで扱われてきた。

 扉の両サイドには置かれている精霊たちを象った像、そこにあるだけで空間を豪華に演出するレッドカーペットなど、どれをとっても一級品である――が、見るも無惨な状態に破壊つくされている。


「あ~あ、折角の豪華なものでも壊れたりしたら台無しだなぁ。そう思うだろ、あんたたちもよ?」

 丁寧な口調をやめたのか、アーバストは馴れ馴れしい言葉遣いで話しかける。

 そして、攻撃の余波で破壊された像の断片を、言いながらさらに足で踏み潰した。


「ハァハァ……」

「……」

 ティスティは全身にダメージを負っていて、息は切れ切れな状態だ。

 一方、ヴィクスはと言うと――ティスティより深いダメージを負っているようで返事がない。


「その盲目のおっちゃんは良いセンスしてる。まさか、そこのお嬢ちゃんが油断している隙を狙ったオレの、さらに隙を狙ってくるなんてよ」

「クッ、ヴィクスさん……」

 消耗した体力のことなんか後回しにして、ティスティはヴィクスに駆け寄り<外氣功>を施し、つい先ほどの戦闘を回想する。


 ……

 …………

 ………………


 アーバストに先制攻撃を仕掛けたティスティは、戦いの最中確かな手応えを感じていた。


「ちっ、小賢しい攻撃ですね」

 最初はアーバストに魔法を使わせる暇も与えないティスティの連撃に対して、アーバストは回避をするのがやっとという様子だ。


「まだまだ!」

 ティスティは氣を両手足に集中して高め、拳や蹴りを繰り出す速度をさらに加速させる。


「こ、ここまでやるとは!?」

 すると、さすがに回避しきれなくなったのか、炎を纏った両手足でティスティの攻撃をさばきはじめた。

 明らかにティスティが優勢な状況である。


(ここよ!)

 攻撃する暇を与えないティスティの猛攻に、焦りを感じ始めているアーバストの表情を目にして、一気に畳みかけることにした。

「ハッ!」

「くっ!?」

「これで終わりよ! <掌底破しょうていは>」

 ティスティはありったけの氣を両手に込めて、相手の腹目がけて氣を叩き込もうとした――まさにその瞬間!


「なっ!?」

掌底破しょうていは>は空を切り、アーバストの姿は目の前から搔き消えたのである。

「一時の優越感を楽しんでもらえましたか? まず、一人目」

 アーバストはいつの間にかティスティの背後に回っており、炎を纏った右手を手刀のようにしてティスティを串刺しにしようと襲いかかる。

(まずい!?)

 完全に技が決まると思ったため、ティスティの防御のことはまったく考えていなかった。


「!?」

「キャ〜!」

 後ほんの少しでアーバストの炎の手刀<紅蓮刀ぐれんとう>は、ティスティの腹を貫くはずだった。しかし、なぜか手刀を解いたため、ティスティは攻撃を繰り出した反動――爆風によって吹き飛ばされるだけですんだ。


 では、ティスティを倒す千載一遇のチャンスをアーバストはなぜ逃したのか?

 それは――


「!?」

「このタイミングを待っていたのかよ、おっちゃん!」

 ヴィクスは一斗との一騎打ちで使った渾身の一撃を、今まさにアーバストの背後から繰り出そうとしている。

 すると、ギリギリで察知したアーバストは、無理やり体を回転させてヴィクスと向かい合わせる。

 さらに、ティスティに食らわせるはずだった技の対象をヴィクスに切り換え、両者の技が真っ向からぶつかった。


 ズガンッ!


 両者の技が激突することで、まるで大気が張り裂けたような音が響き渡った。


「ヌッ!?」

「だがな、マナを溜める間が長かったのが運の尽きだったな。激しく舞い踊れ、<炎舞えんぶ>」

 ヴィクスが技の反動によって態勢を崩している隙に、アーバストはさらに追撃を加える。


「ヴィクスさん!」

 ヴィクスは防御をする間もなくアーバストによる炎の連撃<炎舞>を受け、空中に舞い上がり――ドスンという音を立てて床に叩きつけられた。


 ………………

 …………

 ……


「ごめんなさい、ヴィクスさん。私がカッとならずにもっと状況が見れていれば……」

「……問題ない。ティスティよ」

「ヴィクスさん、大丈夫ですか!?」

<外氣功>で治療しているうちに、ヴィクスは起き上がるくらいまで体力を取り戻した。


「ほぅ。あの攻撃を受けてまだ意識があるとは、なかなかタフな奴ですね」

「こんな攻撃……一斗の攻撃に比べれば、軽いものだ」

「なんだと?」

 再び立ち上がったヴィクスの発言が気に入らなかったアーバストは、怒りを堪えながらヴィクスに近づく。


「何度でも言おう。貴公の攻撃は派手だが軽い。そんなヌルい攻撃では、我は倒せぬ」

 ヴィクスはティスティの前に立ち、アーバストを挑発する。


「やめてください、ヴィクスさん! そんな体じゃあ、あの攻撃を何度も食らったら本当に死んじゃいます!」

 ティスティはヴィクスの背後から、身を呈して庇うのをやめるよう懇願する。


「ナイト気取りもいつまで持ちますかね!」

 アーバストは繰り返し<炎舞えんぶ>で攻撃するのに対して、ヴィクスは完全に防御に徹する。


「ヌゥ」

 されど、いくら防御に徹しているとはいえダメージは蓄積していき、ついにヴィクスは耐えきれず片膝をついた。

「ハァハァ、本当に頑丈ですね。しかし、そろそろあなたも限界のようですね」

「それは……お主も同じはず。我は、ただ……守り抜くのみ」

 ティスティを守護するようにアーバストに立ちはだかっている姿から、命をかけてでも守り抜くというヴィクスの決意を、改めてひしひしとティスティだった。

『私、今何してるの?』


「なんで……そこまでして」

『まだ、私は守られるだけなの?』


「一斗と、約束した……それだけだ……」

 最後の一言を口にした後、ヴィクスの全身から力が抜けていった。

『どうしたらいいの?』


「ハハハハッ、ついに力尽きよったか! 暗殺者風情がナイトの真似をするからこうなるんだよ」

 アーバストの<紅蓮刀ぐれんとう>が、ヴィクスを真っ二つしようと振り落とした――まさにその時

「!? やめてーーーー!!」

 ティスティが叫んだ瞬間、ティスティの世界が静止した。


 ~~~~


『誰だ?』

 ティスティの頭の中から、突如知らない――でも、聴いたことがあるような女の声が聞こえてきた。


『私の名前はティスティ。誰なの、私に話しかけてくるのは?』

 気が動転してもおかしくない事態なのに、心はなぜか次第に落ち着いていく。


『そんなことは今はどうでも良い。それにしても、またお主に呼ばれるとはな。よほど我との相性が良いとみえる』

『相性?』

 相手の言っていることがよくわからないが、どうやら敵意があるわけではないようだ。


『お主は何を求め、何を願う?』

『力……私の大切な人を守る力が欲しいの。これからも一緒に歩み続けていくために!』

 何度も何度も求め、願ってきたこと。

 誰かにお願いするようなことではないかもしれない。

 けれど、私一人で願ったってどうしようもないことだって、きっとある。


『ならば、我が力を貸そう。かつて、真紅の魔女と言われていた、我がな』

 そう、例え願った相手が今は知らない誰かだったとしても、今は!


 ~~~~


「何!? ば、馬鹿な!?」

 再び動き始めた世界で、アーバストが最初に見た光景――それは、自分がヴィクスを目掛けて振るったフルパワーの<紅蓮刀ぐれんとう>を、目の前の少女に素手で難なく受け止められたところだった。

 しかも、二本の指でまるで物を軽くつまむように。


「さて、火遊び程度の火力しかない小僧が、よくも我を痛めつけてくれたな。きついお仕置きが必要だな」

 口調や雰囲気がまるで変わってしまったティスティは、瞳を真紅色に輝かせながら相手を射貫くような鋭い眼光で、アーバストをその瞳で捉えた。

 すると、アーバストは眼光だけで殺されるような気配を感じ、咄嗟に大きく後ろにジャンプして間合いの外まで退避するのだった。



 *



「何だ、攻撃はそこまでか? まぁよい、お主の対処よりよりも、こやつの治療が先だな」

 女は背を向けて、瀕死のおっちゃんを堂々と治療し始めた。

 すると、おっちゃんは遠目で見てもみるみるうちに生気を取り戻していくのがわかる。


(私は……一体どうしたというのだ)

 豹変した相手は明らかに無防備だ。

 今もまったく背後のことなんか気にしないで、敵である自分に背中を見せている。

 今なら殺れる――どころが、そうは思うものの意に反して体が思うように動いてくれない。


「まさか律儀に治療が終わるまで待ってくれるとは思わなんだ。感謝するぞ」

 上から目線の言葉遣いの女。

 普段ならそんな減らず口を言うやつは、問答無用で殺してきた。

 しかし、目の前の相手はどうだろう?

 怒りがわいてくるというよりも、むしろこれは――

(怖れだ。私はこの女の底知れぬ力に恐怖している。なんていうことだ)


「フフフ……ハッハッハ!」

 突然心の底から笑いがこみ上げてくる。


「どうした? 何か嬉しいことでもあったか?」

 そんな私に対してあっけにとられた顔をしている女を見ても、もはや怖れや不快感すら感じなくなっていた。


「あぁ、これほど嬉しいことはない。まさかこの軟弱な時代で、私が全力を出せる相手と巡り合えるとは思ってもみなかったですよ」

 精霊との結びつきが気薄になった今では、魔法は体内に貯蔵しているマナに頼るしかない。それでも周囲のマナを少しでも多く取り込みつつ、これまでの数倍の大きさの炎を纏った。

 限界まで高めたマナの影響で、これをすべて外部へと放出したら恐らく自分自身も無事では済まないだろう。


「……誰かは知らぬが、逃げろ」

「おっ、気が付いたな。お主はそこで大人しくしてろよ」

 ヴィクスはティスティではない存在に対して警告するが、当の本人は余裕な表情を浮かべてアーバストを真っすぐ見つめる。


「またせたな、女よ」

「気にすることはない。先ほど待ってくれた借りは返さないとな」

 女はニッコリ笑って答えた。


「フッ、ならばもう容赦はしないぞ! すべてを焼き尽くす業火よ、塵一つ残さず滅せよ。<鳳凰回天翼ほうおうかいてんよく>」

 アーバストが詠唱すると同時に炎を纏った鳳凰が姿を現し、一直線にいる存在すべてを焼き尽くさんと飛翔。

 そのままの勢いでティスティに突撃して、ドガンッという爆発音が周囲に鳴り響き渡った。


「ハァハァハァ」

 アーバストは肩で息をしている。

(もう余力が残っていないな。さすがに……これは効いただろう)

 燃え盛る炎を見ながら、らしくもない弱気な期待を抱いた。


 アーバストの禁じ手<鳳凰回天翼ほうおうかいてんよく>は、過去の大戦では劣勢となったどんな戦場でも勝利をもたらしてきた。

 なぜなら、術者が敵だと認識した一定範囲内の敵を焼き尽すまで、鳳凰の猛威は続くからである。

 ただし、この術はマナの消耗が激しく、術を繰り出すために溜めの時間が長く集中力もかなり使うため、一人での戦いには向かない。

 それでも、起死回生の一撃になることは間違いないわけだが、アーバストは対個人に対してこの術を今回が初めてであった。


 おかしい、しばらく経ってそうアーバストは思った。


 通常焼き尽くす相手がいなくなったら、鳳凰は役目を終えて昇華するはずだからだ。

 ところが、女に向けて解き放った鳳凰の炎は消える気配が一向になく、激しく燃え盛っている。


 すると、一瞬だったがアーバストは炎の中に人影を見た。

(まさか!?)

 冷や汗なのか、炎による汗なのか、自分でもよくわからない汗をかいた。


「あははは、冗談きついですね」

「冗談? 我は冗談というのが苦手だが」

 炎の中をゆっくりと平然とした足取りで、アーバストに向かって進んでいくティスティ。

 そこには本来ならすでに昇華したはずの鳳凰がティスティの右腕に止まっており、炎の色が強い黄みがかった朱色から深紅色へと変化していく。


「我の敵としては役不足――だが、この星の人間も捨てたものではないな。良いものをみせてもらったお礼だ。冥途の土産に持っていくがよい」

 ティスティは先ほどのアーバストと同様の要領で、鳳凰を解き放った。

 深紅の炎に包まれたアーバストは、消えゆく意識の中で満足そうな顔をしてこう思った。


『最期は自分の技で焼かれて逝くのも悪くはない』

 と。



 *



「最終的に守ってくれたのは、お主だったか」

 ヴィクスは気が付いてからティスティとアーバストの戦いに意識を向けていた――なのだが、あまりにも想像を遥かに超える戦いだったからか、脳が麻痺してしまい茫然としている。


「そうでもないぞ。お主が身を挺して守らなければ、この娘の命はなか……った……ぞ」

「ヌッ!?」

 いきなり崩れ落ちるように倒れたティスティに駆け寄り、急いで脈をはかってみる。


「フゥ……気を失っただけか」

 脈があることを確認できて、ひとまずホッとしたヴィクス。

 楽な態勢にして、改めて大切な者を扱うように丁寧に横たわらせることにした。


「ティスティ!」

 すると、一斗たちが通った扉ではないところから、ラインが勢いよく駆け込んできた。


「おい、ヴィクス! ティスティは――」

「彼女は、問題ない。それよりも」

「あ、あぁ」

 ヴィクスがラインが通ってきた扉の方に意識を向けており、そこから女性が一人ラインと同じように駆け込んでくる姿を捉えた。


「こいつのことはあんたもよく知っているだろ?」

「ソニア……女王陛下」

「あなたのことはラインからきいています、ヴィクス。ここで何があったの?」

 ソニアはまるでこれまでの因縁がなかったかのように、自然な感じでヴィクスに訊く。彼女はさっきまでの囚人服から、女王としての正装(ドレス)ではなく白と赤を基調とした騎士団員の服装に着替えている。さらには、背中には鞘に入った剣を装備している。


『私、アーバストと戦っていたんですよ。ソニア・ウル・フィオリーナ』

「お前は!?」

 振り返って浮遊しているアーバストを発見すると、ラインとソニアは臨戦態勢を整えた。


「大丈夫だ。その男は……もうそこにはいない」

 対して、ヴィクスは身構えをせずに落ち着きを払っている。

「そこには、いない?」

 そんなヴィクスの姿を見て、二人揃って改めてアーバストをじっと観察してみる。


「存在が……気薄になっている?」

『正解だ、女王。そのおっちゃんはすぐに気付いたようだがな。私の今のこの姿は残留思念体。現界するときに憑依していた媒体は、先ほど完全に消滅してしまいましたから。私があなた方を攻撃することも、逆にあなた方が私を攻撃することもできません』

 ヤレヤレといったを仕草をするアーバスト。

 ところが、表情には恨んでいる感じも怒っている感じもしない。どちらかというと――憑き物がすべて浄化されスッキリしている、という印象が強い。


『私はこの二人に負けました。残念ながら、現界するにあたって中尉殿に要求した願いのうち、表向きの願い(・・・・・・)は叶わずじまいでしたが……』

「表向き?」

 願いの話になったら、アーバストが自分の方をチラッと見たのが気になったソニアは、表向きという言葉の意味するところを知りたいと思った。


『シンプルな願いさ。私の願いは、王国に――フィオリーナ王家に復讐することだったから』



 *



「王家に!? なぜあなたのような英雄が?」

 ソニアはアーバストの発言が信じられなかった。

 否――それ以上に王国が英雄として崇めていた存在から、復讐したいと思われていることを信じたくなかったのである。


『……その顔は何も知らないんですね。きっかけはよくある話ですよ。私は大戦後間もなくして、暗殺されたのですから。当時の王直属の配下だった、元仲間の手によってね』

「なんですって!? 確証は……あるのですか? ご先祖様が命じたという証拠は」

 アーバストの話を鵜呑みにするわけにはいかないと、ソニアは強く思った。

 なぜなら、ソニアが伝え聞いている話と全然違うからである。

 大戦後、アーバストをはじめとした勇者の仲間たちは世界を救った英雄として、人々から称賛される存在となっていた。

 勇者アレッサンドロ以外の者はクレアシオン王国やリンドバーク帝国の要人として招かれたが、アーバストとシャナルだけはその誘いを断る。

 その後、アーバストは世界を巡る旅に出て、シャナルは生まれ故郷のあるリンドバーク帝国の領土へと戻っていったとされている。


『証拠も何も……当の本人が目の前にいて命令していたんですから』

 あっけらかんと答えるアーバスト。


「そ、そんなぁ」

 ソニアは力なく床に崩れ落ちた。


『もちろん王がそう命じた理由に思い当たる節はある。だから、今の時代のお前たちに復讐するのは筋違いというのもわかる。だが、どうしても会ってみたかったのですよ』

「……誰にだ?」

 ラインは英雄と呼ばれていた相手が会ってみたいと思う人物のことが気になって訊いてみた。


『鬼人族のいなくなったこの世界でも、まだまだいると言われている未知の強敵にです。そういった存在を探す旅に出ようとしたところを、不意打ちで殺されてしまって未練しか残りませんでしたね。まぁ、でもまさか探しにいかなくても、相手の方から来てくれるとは思いませんでしたよ』

 アーバストはいまだに意識を失っているティスティの方を見て、心底嬉しそうに微笑んだ。


「ティスティがか!?」

 驚きのあまりハトが豆鉄砲を食らったような表情になっているラインは、アーバストとティスティを交互に何度も見比べてしまった。

(ありえないだろ? ティスティの実力は確かになかなかなものだが、それでもヴィクスには歯が立たなかったじゃないか)


『おや、そろそろ時間のようですね』

 事態が呑み込めないラインとソニアを余所に、アーバストの思念体としての姿がさらに薄くボヤケてきているようだ。


「お、おい! まだ訊きたいことが――」

『それよりも、貴公らはやるべきことがあるでしょう。私の本当の願い(・・・・・)が叶ったことですし、潔く今度こそこの地を去ることにします。生まれ変われることがあれば、次はあの魔女がいる世界で――』

 最後まで言い切る前に、アーバストの姿は跡形もなく消滅していった。


 満足そうに去っていったアーバストの最期は、その後も三人の記憶に長く残るのだった。



いよいよ4章も終盤。

次回はレオナルド・ナターシャ vs シャナルの戦いです。

大戦時の英雄たちの物語も外伝として、いずれ書きたいと思っています(^^)v

主人公は……未定です(笑)

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