第7章 6話
今回で4回目。
もう慣れて来た。
前回の事で秋葉原に起きている事件だけとは限らないという事が分かった。
もちろん、当の本人からすれば一大事。
働いているお店が潰れるかどうかの瀬戸際なんだから。
それでも秋葉原という街から見れば、ほんの些細な出来事に見られがち。
これまでいろんなパターンを見ていたとおもっていたけど。
まずは思い込みを捨てよう。
第一、目当ての人物にすぐに会える訳じゃない。
どうも会う時間はまちまち。
この辺りも確定じゃない事の一つなんでしょう。
でも会う事自体は確定と思ってもいい。
今回、もし目当ての人物と出会えたらそう確信してもいい。
物事をもっと大きな視点で見ないといけない。
えっと今回は。
まずは中央通りに出る。
おそらく、この中央通りも一つの共通点かもしれない。
これまでここの通りと関係の無かった事が無い。
前回だって、初めてぶつかった時はここの中央通りだった。
そこでふと気づいた。
そうだ。
ダイビルの地下には研究所がある。
そしてそこは地下から続く通路の先にある。
螺旋階段を降りて方角も分からなくなり、さらに通路もいくつも曲がり角を曲がっていた。
けれど。
もし、あの研究所がこの中央通りの地下にあったとしたら?
何らかの影響が出ている可能性はある。
そうだ。
私は雑貨屋さんに入る。
そこには目当ての物が売っていた。
方位磁石。
これで確実に研究所の場所を特定する。
もしかしたら、何か解決出来るヒントになるかもしれない。
私が出来る限りの情報は入手しておきたい。
仮に無駄になるかもしれなくても、そんなのもう一度聞くまでは分からない。
そう。
未来ってのは分からないからこそ、人間は足掻くもの。
なんとしても、決まった時間に閉じ込められた状態から解放されたい。
あれ?
あちこち見て気になった事がある。
それは人相の悪そうな人達があちこちにいる。
もしかして、これが今回の事件?
彼らはこれまでには見なかった。
可能性はかなり高い。
そして、彼らは誰かを探しているみたい。
警察も動いているみたいだけど。
私も助けなきゃ。
おそらく、その狙われているのが探している人物。
まだもう少し時間があるけど。
行動しなきゃ。




