◆早速、戦闘開始かよ
◆早速、戦闘開始かよ
「いいですか。 こちら側から黄泉の国へ入る場合は、黄泉比良坂から侵入するよりもリスクが高いです」
ウズメが顔を近づけて説明しだした。 マジ近いし、顔より先に胸が当たりそうだぞ。
「それってどういうこと?」
「またまた、バカですか。 少し考えればわかるでしょう! タケルは、あっちの洞窟には入ったことがあるんだから」
俺は、子供のころから何回か探検した洞窟のなかを思い浮かべた。
そういえば洞窟探検では、いつも時間が足りなくて途中で引き返してきたっけ。
「わかった! 高天原の洞窟は奥が深い?」
「ピンポ~ンじゃない。 ブッブー 半分正解です。 残りを言い当てないと、いよいよバカ認定です」
「なんだよそれ。 どうせ俺はバカだよ」
「もう自らバカ決定ですか。 いいでしょう。 教えて差し上げます」
「ちぇっ、もうどうでもいいよ」
「いいですか、ちゃんと聞かないと即死ですよ。 この中には、八つはしらの雷神がいます」
ウズメは、急に恐ろしげな顔を作る。
「八つはしらのイカズチガミ。 ってことは、8人いる?」
「ピンポ~ン、正解です。 バカ治りましたか?」
「おまっ 本当にバカにしてるだろ!」
「よく聞いてくださいね。 まぁ、そいつらが強いのなんの」
くそっ、こいつ俺のことからかってるのか、脅かしてるのかいったいどちだなんだ。
「どっちでもありませんよ」
あれっ? 俺いま声を出したっけ?
「出してませんよ! わたしは神様ですからね。 エッチなことを考えたら直ぐにわかります」
「はいはい、わかりました。 で、そいつらとどう戦ったらいいのかな。 自慢じゃないけど、俺あんまり強くないよ」
「いい球投げてあげたのにすっかり無視しましたね。 ちょっとイラットしました。 次スルーしたら助けてあげません」
「ごめんなさい。 次なるべく対応したいと思います」
「八つはしらの雷神は、大雷、火雷、黒雷、析雷、若雷、土雷、鳴雷、伏雷の8人です」
「なるほど、8人だね。 さっき正解してるし」
チッ
「ごめんなさい。ごめんなさい、悪気はないんです」
あ゛ー このお姉さん。 ほんとうに扱いにくいや~。 あっ、ヤバ。
恐る恐る、ウズメの方をみると超おっかないオーラーが出ている。
「いいですか。 これから闘い方のレクチャをします。 耳の穴をかっぽじってよ~く聞いてくださいね」
「はい」
「じゃあ、『5話の◆黄泉の国へ』でサクヤが木花さんに説明した部分を読んできてください」
「おいっ!!」
「覚えたら、早速突入しますよ。 いいですか。 いざ参ります」
だぁーーー
次回、「黄泉軍」へ続く




