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赫い兎  作者: 神楽千沙
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プロローグ

一部、グロテスクな表現が含まれる事がありますので、ご注意ください。

―ザシュッ!!


これは、刃物が物理的で柔らかいモノを貫く音。

月光に反射して何かが光る。



 ボタボタッ・・ビチャッ・・。



これは・・うーん、液体が地面にたたき付けられる音かな。



  「・・・ぎゃぁぁぁぁ!!」  「うあわぁぁぁ!!」


これは、宴の前の前奏。特に気にしなくていいよ。

前奏でも心地よく聴けるんだけど。




メインは?




「ま・・待て!!話せば分かる!!だから、だから・・・!!ゆ・・許して・・・・ッ」



小太りのいかにもメタボなおっさんがおびえた目で見上げる。

月光が背後になっているせいで逆光になって見えない相手の顔を。



「話せば・・?  うーん、何を言ってるのかなぁ。意味が分からない。  ・・それに、“僕”が何を許せっていうの?」



そう言いながら刀を振り上げる。

その時男には今から自分を殺そうとしている相手の顔が見えたようだ。



「き・・貴様、まさか・・!!   あの“赫い兎(あかいうさぎ)”・・つきひ・・ッぎゃぁぁっぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ザシュッ!!



男の声はそこで途切れた。

赤い液体が広がる。


「ターゲット・・<Delete>・・消去完了。   ゲームオーバーだよ。 」

そう言うと、にこりと笑った。


赤い液体の中から黒いひし形の石を取り出す。

それを月明かりにすかしてみる。


「今日の宴は・・ちょっと物足りなかったな。」




どす黒い赤と黒で埋め尽くされた戦場を去るそいつの真上には月が不気味に輝いていた。


こんばんは。はじめまして。

神楽千沙というものです。

この度はこの小説を読んでいただき、有難うございます。

まだまだ未熟者ですが、頑張りますので、よろしくおねがいいたします!!

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