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ロリ金髪に愛されたい(願望)

こんにちは、さっそくですけど眠い


ではお休み


グッナイ!

私が生まれてから4年がたった


私の家は代々勇者という魔王を敵として対立している立場の家系だ


驚いたことに魔王の子供が産まれる時には、勇者は魔王に挑んじゃいけないことになってるらしい


私が産まれるときと魔王の子供が産まれる時がかぶってるとも聞いた


そして私には2つ上の姉がいてもうすぐ弟が産まれる

新しい家族が増える


お兄ちゃん……


生まれて?から必死にお兄ちゃんを探そうとしても体が自由に動かないし、動けるようになってもどこにもいない

3歳の時には絶望して知らない部屋に入り鍵をして引きこもっていた


引きこもりながらもいつも楽しい夢を見ていた、お兄ちゃんと遊んだり、結婚した夢だってみた


だけどその日は、いつもと違った

眠ろうと目を瞑ったらなぜか目を閉じているはずなのに真っ白になった

そして、気づいた

ここは私とお兄ちゃんが最後に分かれた場所に似ていることを


必死にお兄ちゃんを探した、声を荒げてめいいっぱい呼んだ

けどお兄ちゃんは現れなかった


「君のお兄さんはここにはいないよ」


そこに兄ではない一人の、いや二人の男性がいることに気づいた

1人は後ろでじっと見つめてきている


「どう……ゆう…こと…?」


「そのままの意味さ、君のお兄さんはここにはいない。だけど心配しなくていい。お兄さんはちゃんとこの世界にいるから」


「本当に⁉︎」


「ああ、実際にさっき会ってきたからね。

その時にお詫びとして能力をあげたんだよ、そして君にもお詫びとしてあげるよ」


「そんなものいらない!お兄ちゃんと合わせて!」


言ってる意味がわからない

目の前の男性は困ったような顔をした


「そういうわけにもいかないんだよね、確かに今回は僕たちに非があるけどできないことは出来ないんだ

僕たち神様は、基本的に能力を与えることしかできないからさ」


本当に意味がわからない

何の話をしているのかわからない

ただお兄ちゃんに会わせてほしいだけなのに


「ちなみに君のお兄さんはちゃんと元気に暮らしてるよ、まあ、狂神のせいで君に対する愛情は無くなったけどね」


「え………」


私を……忘れてる……?


「違う違う!君に対する愛情(・・)だって!

君のことはちゃんと覚えてるはずだよ!」


「そろそろ与える能力を決めてくれんか、待ってあげたい気持ちはやまやまだがこっちも一応神様だからな

やることがたくさんあるんだ」


さっきまで後ろで佇んでいたちょっと渋い感じの人が言ってきた。ちょっと怖い


「ちょっとザック!何でそんなに強く言うんだよ!ちょっとこわがってるだろ!」


「ちがう、たった今マリアールが戻ったと知らせがきたからだ」


「えええ⁉︎本当に⁉︎それは大変だ……」


ひとしきりに驚いた後、目を白くして明後日の方向を見ていた


「おおっと、それじゃあなおさら早く決めてもらわなきゃね!

何か欲しい能力はあるかい?」


それなら……


「お兄ちゃんと少しでも早く会える能力が欲しい!」


「うーん、わかったよ。

それじゃあ、君にははやく強くなれるように成長増進の能力をあげるよ。

他にも、転移魔法もあげようかな

そして最後は特別に鑑定魔法をあげちゃうよ

はい、それじゃあ頼むよザックス!」


「承知した」


え…そういう早く会いたいじゃなくて、今すぐに会いたいってことなんだ……け………ど………


渋い人の手が頭に乗り光ったところで視界がぼやけた

そして気を失う直前に


「君はまだ気づいてないみたいだけど、もとの世界に戻ったらステータスって言ってみてね!」


と聞こえた、その声だけはっきり聞こえたような気がした


—————


「バディ……バディ……うへへ、うへへ」


レイが変態(バカ)になった


なんだろうこれ、これはレイの中の俺の好感度がカンストを超えてマジLOVE2000%的な?

うそ、ごめん、ゆるして


とりあえずレイの態度が今までよりやばくなった

前でもちょっと撫でたりしたら頬を赤くしながら気持ちよさそうにふにゅ〜、とか言ってたりしてたけど今やったら


「うへへ………バディの手だぁ、うへへ」


うん、おかしいな

顔を真っ赤にしながら俺の体にすりすりしてくる、正直めちゃくちゃかわいいが言葉がちょっとな……


「レ、レイ!せめてさ!そのうへへってやつはやめてよ!」


「う、うへへなんていってないもん!」


いや、言ってるから

余裕で言ってるから


「へぇー、レイは僕に嘘をつくんだぁー」


ちょっと意地悪っぽくそう言ってソファーから立つ

すると泣きそうな顔をして、いや実際泣いて


「ご、ごめんなさい!だから……いかないで……」


あれ?

なんか俺が泣かせたみたいじゃん、いやまあそうだけど


「いやいやいや!うそだよ!嘘だってごめんねー、レイーー!ほらほら、ここにいるよ!ずっとレイのそばにいるからねー!」


まさか泣くとは思わなかったな


「え?ほんと?」


ん?


「ほんとにレイのそばにずっといてくれるの?」


……そういうところはちゃんと聞いてんのね…


「う、うん……」


「やったぁーーー!!!」


「ぐおっ!ちょ、いきなり抱きつくなって!」


さっきまで殺伐とした空気だったのにわずか5分でくだいたな……

まあ、このポジティブっていうかどこかが抜けてる感じの方がレイは似合うな


今日も平和になりました(・・・・・)

おやすみんぐ、いいね、新しい言葉


まあ、使いどきなんてないけど


グッナイ×300

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