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第8話 裏切り

「チュンチュン。。。。チュチュン」

朝だ。あの時、寝ちゃったんだ。。。

大地も寝てる・・・・・。かわいいなぁ。。。。

「スゥ。。。スゥ・・・・」


最近は、色んなことがあって大変だった。精神的ダメージも大きくて

壊れそうになった。家族の変化も怖かったし、、、、、

でも、悪いことが全部・・・・・それは違うって思えた。

このことで得たこともある。もちろん、それが全てじゃないけど。

人は人生にいろんなことを体験するっていう。

悲しいことも・・・・・

辛いことも・・・・・・

嬉しいことも・・・・・

楽しいことも・・・・・・。

私はまだ、受け止められないでいる。

でも、頑張れる・・・自信はないけど私の未来は無限大なんだから。

よく分かんないけど、お母さんや優奈さん、梨花、大地を支えていきたい。

坂井家の長女として。。。。

あの3人のためにも。。。。。。

そして、自分のためにも・・・・


優奈さんもそのまま寝ちゃったみたいだ。大地は何分かたった後、起きた。

「お姉ちゃん、おはよ。もしかして、ずぅっと起きてた!?

ごめんね、僕寝ちゃって・・・。」

大地は心配そうに私を見つめた。

『ううん、お姉ちゃんも寝てたよ。』

「そっか、よかったぁ。」

大地は安心したようで、またすやすやと寝息をたてて寝てしまった。

『仕方ないよね、まだちっちゃいんだもん!私が頑張らなくちゃ!!』

居間へ行くと優奈さんはもう起きてたみたいで、私達の朝ごはんを用意してくれてた。

『優奈さん、もう起きてたんですね・・。すみません、色々とやらせてしまって。。』

私は優奈さんの方を見た。

「ううん。私にできることってこのくらいだし、どんどん頼って!!

あと、優子と梨花もうしばらく帰らないみたいだから・・・・・。」

優奈さんは少し言いずらそうに言った。

『はい、たぶんそうかなぁ〜って思ってたんです・・・・。

あッ、TVつけますね^^』

私は気分を盛り上げようとTVをつけたつもりだった。


テレビ「・・・・ちおやの遺書によると、長男の一輝さんは養子だったことが分かりました。

母親の証言でこれが本当のことだと分かりました。」


え・・・・・

!?????


っと待て待て。私!!これはニュースで。。。私達のことなんかじゃない!

全国ニュースでながれているはずないし。。。。。

そうそう、他のトコのだって・・・・!!

落ち着け私!!


そう言って自分を励ました。


「・・・・・・・コレって・・・・・・」


努力もむなしかったのか・・・・・・・・・!?


優奈さんが言った瞬間、私は軽い呼吸困難に襲われた。

優奈さんはまだ、これは家のことじゃあって言ったのではないけれど

言うのが、言われるのが怖かった。


『ハァハァハァ・・・・・・・助けて・・』

私だってやっぱり無理してた。こんなことがあって悲しいワケがない。

私はむせながら涙が大量にでた。優奈さんが背中をさすってくれた。

「ゆな、大地のとこ行ってな。今のゆなには重すぎる。。。。」

どういうこと!?もしかして。。。ホントなの?

私は疑問を抱きながら和室へと向かった。


やっぱり、さっきのニュースは私の家のこと・・・・!?

うそ、うそだって・・・・・

お兄ちゃんは私の実のお兄ちゃんだって。。。。。

私が信じないでどうすんの・・・・どうすんの・・・

だって、今まで14年間そうやって生きてきたんだもん。

そんなハズないって・・・・・。


私は気がついたら寝てたみたいだった。

起きたら、優奈さんと。。。。お母さんが何か言い合ってたみたい。

梨花はいなくて大地は悲しそうにその光景を見てた。

私も行かなきゃ。。。でも足が動かない。。。。。


震えている。。。。。。。。

怯えている。。。。。。。。


でも、行かなくちゃ!

真実を知るために・・・・・・


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