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第4話 お兄ちゃんが・・・・・!?

え?お兄ちゃんが・・・・?何したって言うの?

『お兄ちゃん!?お兄ちゃんは今、京都で頑張ってるんじゃないの??』

・・・・梨花は言った。

「そう。私達もそう思ってたよ。お兄ちゃんは高校を卒業して夢がある!って言って京都に行ったんだもん。でも、そのためにまずは就職する!!って、、、、、そうだったもんね。。。」

梨花が悲しそうに笑みを浮かべた・・・・。

「私達もそう願ってた。思ってた。京都にはいとこがいるじゃん。それで、いとこから聞いたんだけど・・・いとこ達も泣いてた....」

そう、京都には私達のいとこ、お父さんの妹さん夫婦が住んでいる。でも、お兄ちゃんは1人暮らしがいいといって、京都ではたまに会うくらいだそうだ。

「全国放送ではまだやってないんだけど、お兄ちゃん、犯罪したの。あの優しいお兄ちゃんが

だよ。信じられないと思うけど、、、、現実はそうなんだよ・・・・ヒック、、、ヒック」

・・・・・・・・・・・ウソ・・・・・・・・・・・・・・・・・


私は頭ン中が真っ白になった。今でも覚えてる、あの感じ。

妹は私が驚いているのを見ながら・・・・続けた。

「私だって、最初は絶対違う、人違いだって思った。でも、ホントだった。これが現実なの。」

私の意識はどんどん遠のいていく。


・・・・あのおにいちゃんが?

信じられるハズがない。

あの優しくて

  励ましてくれて

  怒ってくれて

  たくましい・・・・私のお兄ちゃん。

私達、家族に誇れる

・・・・・・あのお兄ちゃんが!?


シンジラレナイ・・・・・・・・・・・・・・・・・


妹は涙を浮かべながら、言った。

「しかも、犯罪の最悪なランクよ。万引きみたくそんな償って許されるものじゃない。

 ・・・・・人殺しよ。」

・・・・・・・・アッ・・・・・・・・アッ・・・・・・・

呼吸困難になるほど苦しかった・・・・・・。

そんな私を哀れな目で妹、お父さん、お母さんは見た。

そんな目で見ないで。だってお兄ちゃんは何もしてないのよ・・・・・・。

そんな瞳で見ないで・・・・・・・・・

そんな目で見たら、お兄ちゃんが人殺しって認めちゃうことになっちゃうよ・・・・。


妹は頑張ってた。その時、妹は現実をすでに受け止めていたのかもしれない。

「でも、直接お兄ちゃんが殺したわけじゃないよ?その手伝いをした・・・具体的に言うと、怖いけど・・・・。たぶん、そろそろテレビでやるのかもしんない

・・・・・・・・・・・・・」

人殺し・・・。手伝ったからって、人殺しは人殺しに変わんないよ。


・・・・ヒトゴロシ・・・・・


私は部屋に飛び込んだ。ベッドでずっとずっと泣いてた。

弟が保育園から帰ってきてたみたい。。。お母さんのお姉さんが送ってくれたみたい。

声がしたから・・・・・・・。



それから、私が引きこもって何日たったのかな?

部屋には、妹が一回来たのが分かったけど寝てるフリをした。

それ以来は、誰も来なかったみたい。

何日も食べていない私の体はとってもやつれてて自分でも哀れに見えた。

1階からは音が聞こえる。どうしたのだろうか・・・・・・

その時の私はまだ意識があって冷静だったんだろう。。。。。1階へ降りた・・・・・。


「お    ねぇ      ちゃん?」

妹は私よりやつれてて前に見たときよりも元気な体ではなかった。

その時、もっと悲惨で残酷な事実を知った。

「ゆなぁ?お父さんとみあちゃん、、、、、自殺した・・・。お兄ちゃんは殺された。」

お母さんはもっとやつれてて、死んだ目をしてた・・・・・・

日本語がちょっとおかしかった。


・・・・・・・は?


ナニ・・・・・・・・・?

「あの事件」編はまだ続きます!

次の投稿、お楽しみにィ〜↑↑

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