第3話あの事件
あの事件はそう、今カラちょうど1年前のこと・・・・・・。結構、最近だったりする。
・・・・・・・1年前の私はいつものように親友の長崎美亜の家に寄ってから家に帰った。
「ゆなぁ〜。コレ、ウチで食べきれないからもらってぇ〜」
『ヤッタ!みあぁ、サンキュゥ〜♪』
みあは一人っ子で、お母さんがたくさん買ってくるらしい。。。お菓子を。
お父さんは大手株式会社の社長で世間で言う・・・・お金持ちの娘。
みあはお菓子がだぁいすきで、、、、、でもお母さんがすっごく買うから食べきれないらしい。
きっと理由はあるんだろうけど、、、、、聞かない。
「お母さん、いっつも買ってくるんだよね〜。私、2キロくらい太っちゃったよ・・・。(汗))
ゆなには感謝してるよ〜。兄弟多いしね〜↑↑また、よろしくね^^
・・・・・・私の体重のためにも・・・」
こう言っては笑いあってた。私はこう見えても4人兄弟。お兄ちゃん、私、妹、弟・・・・・・。
『じゃ〜ウチ塾だからもう帰るね〜』
「ウン。じゃ、また明日学校でネ^^」
そう、明日学校でね。。。。。みあの、、、、最後の言葉。
・・・・5分後くらいでみあの家から私の家は着く。
でも、いつもとは何か違う異様なフインキがそこにはあった・・・・・・。
『ただいまッ〜〜〜〜』といいたかったけど。。。そんなこと言えなかった。。。。
「お前がそんなんだから、、、、一輝がこうなったんだろ!」
「ヒック。。。。。。ヒック・・・」
お父さんがお母さんに向かって叫んでいる。
「お父さん、お母さん、、、そんなこといいあったって、、、もう終わったんだよ。」
妹の梨花が冷静にそう言っているのも聞こえた。
『お父さん、お母さん、梨花。。。。どうしたの?何があったの・・・・』
私には突然すぎて何が何だか分からなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・何?なんなの・・・・・。
「私が言う。」
小学5年生のくせに、お母さんとお父さんよりどっしりとかまえた、たくましい妹が何だか哀れに見えた。
だってその瞳は現実を語っているような。。。。。そんな感じが受け止められた。
「お姉ちゃん、心して聞いてね・・・・・。」
梨花は真剣なまなざしで私を見る。
私はコクリとうなずく。
妹は間を少しあけてから、ゆっくりと話し出した。
「お兄ちゃんが・・・・・・・」
え?
更新、遅れてごめんなさい。