ヘビーラブ
愛に制限などありはしない
あなたの目にはどう映るでしょうか
たいして長くもない年月を生きた。
ある時、彼にお前の余命は少ないと言われた
悔いはない
なぜなら、この男を愛しているのだから
この想いのままに添い遂げたい
鼻先の彼と見つめ合う。
拒む彼にペロリと舌を出す
彼に寄り添うとその熱がわたしの冷えた身体を温める
絡みつくわたしを無理やり引き剥がす
するりとその手を抜け出して首筋に軽くひと噛み
ふふっ
これで彼はイチコロ
彼はわずかに吐息を漏らし、震え、力任せにわたしを扱う
不意に脱力し、息を荒げたままぐったり倒れ込む
横たわる彼が愛おしくてそのままわたしは添い寝する
遠くで声がする
静寂を乱す声
数人の男たちが寄ってきてわたしを無理やり引きずっていく
無遠慮にわたしの身体を押さえつける男たち
ああ、涙を流すことができたなら
でもわたしの想いは、彼への想いは遂げられた
わたしは満足している
この愛に、満足している
遠くで声が聞こえる
無粋な声
わたしの意識は、次第に、遠くなる———
おい、大丈夫か!
しっかりしろ!
ちっ、首筋にやられてる
解毒は?
投与した、間に合うかわからんが
くそ、このヘビ、いつもはおとなしいのになんだってこんな
おい気を確かにしろ! すぐに医者がくるからな! おいっ———
「ヘビ - ラブ」
推定年齢熟女の恋
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