1話
悪役令嬢ものです。
暇なら見てみてくださいm(_ _)m
私、藤宮奏は普通の社畜でした。
もうそれは超絶普通の。
特段モテもしないし、毎日のように会社と家を行き来しているような。
そんな私の生きがいは、乙女ゲーム「クロス王国での恋」だった。ヒロイン(男)はめちゃくちゃかわいいし、登場人物みんなイケメンなのだ。
ある日家への帰り道、目に飛び込んできたのは1匹の子猫が赤信号へ飛び込んで行こうとしている所だった。
私はほんの一瞬考えた。次の瞬間私はトラックに轢かれた。痛くはなかった。後悔もなかった。私を心配するような人は誰もいないからだ。ただ子猫が元気に「にゃ〜」と鳴いている声が聞こえて安堵した。
私は死んだんだと思った。なぜなら、ものすごくふかふかで豪華なベッドに寝ているし、あれ??なんでベッドに、、、?
「目覚められましたか、お嬢様。」
「あの?失礼ですが私の名前を教えてもらえないでしょうか。」
「お嬢様が敬g、、、いえ、お嬢様はアルリオ・ラフィ様ではございませんか。」
「え?もう一度お願いします。」
「お嬢様は・アルリオ・ラフィ様です。」
「え、、、、、、?悪役令嬢?」
「お嬢様、悪役令嬢とは?」
「いや、なんでも。貴方の名前は?」
「ルーカスです、お嬢様。」
「私に義理の弟がいるわよね?」
「アルリオ・レオン様ですね。」
「やっぱりじゃん。」
「お嬢様さっきからご様子が、、、?」
「ちょっと記憶が無くてね〜。」
「は、、、ぇええーーー!早く言ってください。」
「ちょっと旦那様に報告してきます。」
〜バタバタ〜
「ルーカス!」
「うるさいなぁ〜。
人が気持ち良く寝てたのにさ〜。」
「あの、、、どちらさまですか?」
「は、、、」