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呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


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71.オキナ大陸(7) オキナダンジョン(6)

えーと前言撤回。

龍脈の気を操る技術は優れていると言ったが間違いである事がすぐに分かった。

なんと、龍脈の制御に精霊石を使っているようだ。

この地に降り立った時に大量に持ち込まれた様だ。未だに機能している。

精霊を酷使している。精霊に労働基準法は無いが。

精霊石が無くなってしまったら、この地下世界は滅亡するだろう。

さて、これらの事実を伝えるべきか?

場合によっては彼らの運命を左右する情報だ。

だが真摯に向き合う問題だ、領主レベルなら問題ないだろう。

ーーーーー

領主館に戻り、領主とだけ話す機会をもらう。

そこで、これまでの経緯を含め大まかな内容は伝えた

「精霊石はいつまで存続できるか分からない。事実地上では機能しなくなった精霊石を多数見ている。

 精霊石に頼った社会基盤は崩壊する」

「よくそこまでたどり着いたな、我々領主を含めた一部の人間しか知らない内容だが、現実的に機能している精霊石の数が減ってきている。どこも他の領が危機になり貸し出していて手持ちの数が減っているとごまかしている状態だ」

「精霊石は精霊その物だ、この地下世界の環境では精霊は消滅しないが、精霊石からは出てしまう。精霊石を作る技術も失われているんだよな。減っていくのは当然だな。かといって科学技術を復活させても自然破壊を起こし邪神に滅ぼされてしまう。もっと永続的でクリーンなエネルギー利用技術が必要だな」

「そうだ、それで今各国は必死になって技術開発を進めている」

「俺は、精霊を守る立場にある。申し訳ないが精霊石を作る技術であれば消去する」

「事実そういう国もあるが、ここでは別の試みをしている。精霊との契約だ。」

「だが、この国には精霊が少ないはずだ」

「そこまで調べがついているのか。だが少なくても居る。ここは人口も少なく必要なエネルギーも少ない。なんとかなるはずだと考えている」

「そういうことなら、少し掛け合ってみる必要があるな」

「誰と?」

「女神様と」

「???そんな事ができるのか?」

「たぶん、やったことは無いけど。伊達に女神教を設立したわけではない」

「出来ればお願いしたい、掛け合ってみてくれ」



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