表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/96

70.オキナ大陸(6) オキナダンジョン(5)

「こっこれっ飛んでいるんですね」

甲板に立って手すりに捕まって震えている。

「見たとおりだ、遺跡を案内してもらえるか」

「あっ、はい、この岬に向かって下さい」

マッピングした地図を指差した。

「この地図かなり正確ですね」

「ああ、こちらに来て地図がないので作った」

「気軽に言われますが、地図って大変なんですよ、踏み込めないところが多くて、あっ、空を飛べたらそれほどでもないのでしょうか?」

「多少時間はかかるが」

 本当は自動探索機も使っているけど説明が面倒だ。

「ところでこちらには精霊の里とかはあるのか?」

 まあ地上でもほとんど知られていなかったけど。

「そうですね。踏み込めない様な場所にはあるかもしれません。なにぶん未開拓の地が多いので」

「アリー、どうだ、近くに精霊の里はありそうか?」

「遠くに気配だけは感じますが、近くには居ないようです。元々極地に精霊は少ないと思います。」

「そうか、まずは遺跡かな」


ーーーーー

遺跡、に着きました。

これは、恐らくここに降り立った人々が乗って来たもの。の残骸だな。

ここが上空から降り立った地に違いない。

大型の飛行艇のようだが朽ち果てている。定員もオーバーしていたのだろうぎりぎり不時着した様だ。

ダンジョンから戻った者が居ないことから、こちらの状況を推測し対策して飛行艇で来たようだな。地上での邪神による破壊活動から逃げる一つの方法として正に清水の舞台から飛び降りる気持ちで、飛び込んだのだろう。海底とかに出る穴なら駄目だったろう。


地表近くでダンジョンシェルターに籠もる者、この穴から別の世界に逃げる者、中には宇宙へ出た者もいるかもしれないな。とにかくその子孫が生き残って国を建てたのだろう。科学技術は失ったものの力強く生き抜いていったのだろうな。


似たような遺跡が他の大陸にも多数あるらしい。極地のダンジョンへはかなりの数逃げ込んだ様だ。数がいれば生き残れる可能性は多いだろう。この科学技術レベルなら直ぐに自然破壊が進むことは考えられないな。ただ、龍脈の気を操る技術は地上よりも優れていそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ