表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/96

52.チャイ大陸(42) 龍人国(2)

集会所で長と面会した。

「俺は、帝国より亜人国を纏める辺境伯の爵位を授かったロイ・ジンノだ」

「よう来た、歓迎する。だが辺境伯を設けるなどどういうつもりかのう?」

「亜人国に手を焼く帝国が、同じく手を焼く俺に纏めさせるためだと思う

 厄介者は、厄介者に任せる、という事かと」

「なるほどな、どうやら正直なのが扱いにくそうなやつよ」

「そう、腹のさぐりあいは苦手だ、そちらもストレートに話してくれ

 まずは、手土産に魔獣の肉を渡そう」

大量の肉をアイテムボックスから出して見せる。

「ありがたい、どこぞの輩が盗賊を狩り尽くしてしまいおって、賞金収入が減ってのう、たすかる」

「すまんな、やつら俺達を侮って襲ってくるからな。仕方なく駆除した」

「ふぉふぉっ、まあ良かろう。して今回は挨拶だけか」

「いや、何か問題があれば解決しようと思って来た。ここに来る前に獣人国でも色々とやってきたところだ。」

「そうだの、特には無いな。最近黒いドラゴンともう一頭辺りをとんでいたようじゃが」

ぼんっ〜

龍化した

「それ、俺です」

「ははー」

平伏してしまった。

まずかったかな?

「ホワイトドラゴンの里に用があって行ってきた」

「ははー」

平伏したままだ。困ったな。話が進まない。

とりあえず龍化を解く、

「あなたは、我々の守り神です。なんでも命令して下さい」

困ったな。あっ、でも神なのは間違いないしおかしくないよね。

勝手に守り神にされちゃったし。

まあ、従うってことなら問題ないよね。

とりあえず? 初代龍人国国王の称号もらいました。

良いのかな?

とりあえず食糧問題は解決したし。帰ろっか。

〈精霊がいる様です〉

アリーだ。

〈滝の裏に水の精霊の里があるみたいです〉

おー、そんな所に。

行ってみるか。

「長、滝まで案内してくれ、精霊の里へ行く」

「えっそんな所に精霊の里があるのかの」

「知らなかったんですか、こんなに近いのに」

滝まで案内された。

滝の流れを上下に分ける、滝を途中でマイワールドに入れ、下から落とす。その間が通れるようになる。

左右には出来ない。左右のほうがかっこいいかな?

中に入っていく。

〈なにやつじゃ〉

「ロイという冒険者だ」

〈こんな所に何しに来た〉

「精霊と妖精と友誼を結び自然を守る活動をしている」

〈ほんとか? 実はいま一緒にいる妖精が、暗い霧に覆われ死にそうなんじゃ、なんとかならんか〉

あっ、おんなじパターンだ。

「見てみます、近くに変質した精霊石のようなものは無かったですか」

〈霧に覆われよくわからん〉

見に行くと、やはり例の呪玉の様だ。

「解呪!」

暗い霧が晴れていき、妖精の姿と、呪玉の様な物が落ちていた。里の奥に落ちていたものを拾ったらしばらくして呪われたそうだ。ここも遺跡だったのかなぁ。

滝の裏から洞窟を通り山を通り抜けると、その先に湖があり、精霊の里はそこにあるらしい

その後、精霊の長にこれまでの経緯を話した。

同じような物を見つけたら触らずに連絡してもらうことにした。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ