表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/96

45.チャイ大陸(35) 帝都再び

イーストチャイに着き、調査団一行は帝都に向かう。事前に報告書は提出してある。

報告会なので、格式張ったしきたりは無い。

「この度はご苦労だった。問題も解決し、申し分ない結果だ。

 更に、これからも調査の継続が必要なことから、『ドラゴンサット』なる機材もいただけるとか

 他国の者であるにもかかわらず心遣い痛み入る。」

「現地の協力も得られ、結果を出せたこと嬉しく思います」


と、言うような内容だった。

皇帝と第2皇太子の間の会話なので、よくわからない。まかせた。

色々と質疑応答があったが、聞いているだけで疲れた。


報奨の儀は別途行うという事だ。

ーーーーー

別日、報奨の儀で

牢獄ビジネスが認められた。

更に、貢献者として俺に爵位が与えられるそうだ、味方に取り込みとも言えるが...

「ロイ・ジンノ辺境伯」

帝国としても影響の少ない、属国亜人国の代表者として、辺境伯とは名ばかりのものだ。

面倒な自治区(属国)を任せた、という事だな。

それにしても、領土付きなので破格の報奨だ。だが亜人達は自分の領土だと思っているので実質領土無しだ。まあ、取り込んでこいという事かな。

まあこれから亜人国を巡るのでちょうどいいかな。亜人国の後継者も何人か従者として後ろに控えているし。

冒険者パーティ『女神教』はこのまま旅を続けるが、他のメンバーは遺跡の危機を回避するという目的を達成したためジャパンゲア大陸に戻る事になった。フォーリンを除いて。フォーリンは牢獄ビジネス立ち上げと各地乾燥工場などを纏めるため商会を設立した、俺はゴールドランクなので会長らしい。店名はロイとフォーリンなので、『ローリン商会』になった。フォーリンのほうが採用文字が多いが先に名前の半分が来ているので良いか。


我々は陸路なので、彼らは母船で送り届けることになった。

第2皇太子ともお別れだ。


ーーーーー皇帝と宰相の視点


「おい、あれで良かったんだよな」

「はい、皇帝、彼は敵に回してはなりません。取り込むべき人材です。ジャパンゲア大陸の話と、

 各衛星都市からの情報では、彼に逆らうことは消滅を意味すると思って下さいとの事です。

 先の出兵で亜人の後継者を招集し勢力を弱めようとしましたが、彼に助けられ従っている様です

 ホワイトドラゴンの里や複数のドラゴンとも友誼を結んでいるそうです」

「面倒な亜人国を任せられるし、良かったのか? 謀反を起こされたら?」

「大丈夫です、かれらはそのようなことはしません。

 特に彼は仲間に対してはとても優しいそうです。ですから我々も仲間になれば良いのです。

 仮に敵対すると考えられたとしたら、どの道その時点で終わりですので、取り込む、

 いや、取り込まれるのが正解です。

 それに彼は本日商会を立ち上げました、現時点で帝国に収める税金の10%にもなります、そして更に増えそうです。副次的な経済効果も大きく、資産も既に帝国の上位にあります。彼の存在はもう無視できません。経済が発展して人減らしの必要もなくなります。」

「なるほど、わかった、改めて各都市に彼に逆らわないように通達しろ」

「承知しました」

「第13皇女アルガは同行させておけ」

「はっ」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ