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呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


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43.チャイ大陸(33) サウスチャイ(4) ドラゴンサット(2)

ドラゴンサットの投入で龍脈の流れはわかったが、次は穢れの流れだ。龍脈の流れを悪くするコレステロールみたいなやつだ。

イーストダンジョンからセントラルダンジョンまではフィルターを掛けているので大分薄れている。セントラルダンジョンかせ中央山脈に向けて流れを見ていく

あれぇ?ここってホワイトドラゴンの里辺りだ、そこから穢れがセントラルダンジョンへと流れている。

んーーー疑惑がーーー。


容疑者を並べて、そこを無視して予想とは反した方を指さして言ってみたくなった。

「犯人は、お前だっ。」


ーーーーー


とりあえず濡れ衣だと、後で大変なことになるので、真偽を確かめるため俺とドラファとヴィアでホワイトドラゴンの里へ行くことにする。俺は龍化しドラファとヴィアは人化を解く。


空を飛んでいくと速い。高速モードだと数時間だけど、優雅に飛んでいきたいのでやらない。

1日でたどり着いた。

今回は、何時でも出入りできる許可があるのでそのまま長のもとに向かう。

「ご無沙汰しています、ロイです」

〈よう来た、して何用じゃ〉

「実は、調査でわかったことがあって、お聞きしたいことが」

これまでの経緯を話す。

「それで、これがその画像なんですが、心当たりは無いでしょうか?」

ドラゴンサットの画像を見せる。

〈もっと拡大できるか〉

「はい」

拡大して見せる。

〈ここから少し東だな、そこは確か我らのゴミ捨て場の様な所じゃな〉

「一緒に行ってもらえますか?」

〈おぅ、いってみよう〉

その場所に行ってドラファに小ブレスを放ってもらう、画像にも反応があった。ここだ。

「ここには何を捨てているんですか?」

〈使っいて要らなくなった物とか、拾ってきたものの要らなくなったものとか、要は不要物じゃな〉

「排泄物とかは?」

〈それは別の場所だ〉

「少し調べて良いですか?」

〈ああ、不要なものだからな、かまわんぞ〉

結構広い場所だ、琵琶湖ぐらいある。隈なく探すのは無理だな。

そうだ、ドラゴンサットのセンサーМWASを望遠鏡につければ良いんだ。

早速作ってみる。

センサーをユニット化して正解だ。一度作れば、容易に複製を作ることが出来る。

そうして出来た、『ドラゴンビジョン』と名付けよう。

ドラゴンビジョンを使って辺りを見回す。見つけた、あそこだ。

近づいてみる。

暗い霧の様な物が地下から漏れていた。

ひょっとして呪われた精霊石の類か。

注意ながら掘り起こしてみる。

ガラクタや、金銀財宝?(要らないもの?)をかき分けて。

10m程掘り進んだ。

黒い霧が多くなってきたがまだまだ下のようだ

更に10m掘り進んだ。

あった。呪われた精霊石だ。

もとからあったのか、ホワイトドラゴンたちが持ち込んだのか。

これが汚染源に違いない。かなり深いところで周りも最近掘り起こしたようではない事から人為的なものではなさそうだ。ここが汚染源として海の精霊の里に影響が出たのは何年か前だな。

龍脈を穢しているのだから龍脈に近いはずだ。

ひょっとしたら、ここは遺跡かもしれない。

とりあえず、呪われた精霊石を解呪しておこう。

「解呪」

この世界で2番目に多い使用頻度だ。一番はもちろんマイワールド。

これでこれ以上汚染されることは無いだろう。回復までには数年は掛かりそうだけど。

ホワイトドラゴンの長に結果報告をして、サウスチャイに居る皆と合流することにした。

ヴィアとはここでお別れすることになった。また来るね。



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