表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/96

31.チャイ大陸(21) イーストダンジョン(3)

本部に飛び込んだ二人は

「リーダー!」「アルス兄さん」

「「大変だ!!」」

一部だけハモった。

ところで、なぜ同じ音程なのにこういう時『ハモる』と言うのだろう『ユニゾる』だよね。この一大事にどうでも良い事か。

「「ダンジョン大爆発の危険性が出てきましたぁー!!」」

「いつごろだ?」

しまったバニクってしまってた。ここは冷静に対処しなければ。

「それを至急調べる必要があるかと」

早速、俺達調査団は調査隊を編成しダンジョン調査に向い、ダンジョン18階層入口まで来た。実は誰もまだ一歩も入ってはいない。


入ろうとした。

ぽーん

跳ね返された?

どうやら結界が張られている様だ。

誰か居るのか?

人の気配は無いみたいだ。

取りあえず少人数で突破してみるか。俺とドラファとアリーで強制的に結界を破って入ってみた。

「解呪ドア!」 新しい術名を使ってみた。

ちなみに術名には特に意味はない。魔法ではないのでそれらしいことを言えばそれらしくなるらしい。


強制的に侵入する。

『だれじゃぁ?』

遠くから声がする? 念話?

「誰かいるのか? 調べに来た」

『面倒じゃ帰れ』

「そういうわけにはいかない、話を聞いてくれ」

『早く言って帰れ』


物臭な誰かだ。

「何処にいる? 危害は加えない」

『ずっと奥だ』

ドーム中心あたりから下に降りる階段があったので降りていく。

熱気が上がってくる、まだ下の方らしい。

『ここだぁ』

マンホールの様な穴の下から生の声が聞こえる。

覗き込んでみた。

居た。

ドラゴンだ。溶岩の中にいる。

えらいデブだ、デブドラと呼ぼう

『なにぃ!』

ごめん。

『儂は、ボルケーノドラゴンだ』

なにっ!

ボケてるドラゴン?

『お主わざと言っているであろう』

ボケてたら突っ込まないと。関西人か?!

「そこで何をしている?」

『寝てる』

「それだけ」

『そう、それだけ。ここは龍脈溜まりで何もしなくてもエネルギー補給できる

 だからずっと結界を張っていても大丈夫』

「なぜ結界を?」

『ときどきアンデッドが迷い込んでくる、気持ち悪いんだよあいつら』

「どのぐらい居るんだ?」

『3000年ぐらい前かな?』

どれだけ惰眠を貪ってんだ

『だから3000年』

わかっとるわ

「どうやって入った?」

『龍脈を伝って支流に入ってここのマグマ溜まりに入った』

「何処かへ行こうとは思わなかったのか?」

『ちょっと成長して出られなくなった』

太ってだろ!

そうか、龍脈の弱体化はこいつのせいだったのか。

こいつがいるからマグマ溜まり、つまり龍脈溜まりは爆発するほどのエネルギーを溜め込んだわけではないって事だな。しかしこいつがいるとダンジョンが枯渇してしまうかもしれない。

「少しダイエットしたらどうだ」

『めんどくさーい』

本流に放流してやろうか?

『この状態だと流されて海の底に堕ちる』

よし、いつもの作戦だ

「マイワールド『ボルケーノ』クリエイト!」

「別のいい場所を準備した。ここなら自由に出入りしたり出来るぞ」

『行ってみる、ここもちょっと飽きてきたところだ』

『ボルケーノ』の入口を目の前に開いてやった。

どどーん

マグマをまといながら入っていった。マグマ溜まりは徐々に満たされていく。

あとは様子見だな。ダンジョンの資源が復活していけば解決したことになるな。


たまたまイーストダンジョンはボケ老人ドラゴン

『ちがーう』

まだ入口が開いていた、聞こえてた。

ボルケーノドラゴンが原因だったようだが、他のダンジョンも同じとは限らない。調査は続行だな。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ