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呪い屋本舗2 (ガーディアンズ・オブ・スピリット)  作者: ぽしょなれ


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29.チャイ大陸(19) イーストダンジョン(1)

イーストチャイもセントラルチャイとほぼ同じ規模で、貴族門から入る事ができた。

冒険者ギルドで移動の報告をしながら、最近のダンジョン情報を聞く。なんせ広大な大陸のため、他の街で得られる情報というのは古い情報だから現地で最新情報を得ることは必須である。

ダンジョン構成と到達状況などは、セントラルダンジョンとほぼ同じだった。ドラゴン情報はなく、アンデッドを嫌がって16階層以上深い階層には足を踏み入れてないそうだ。

帝都のギルド本部に事情を話しイーストダンジョンでも、18階層入口で通行止めにしてもらった。実質行く人はいないが万が一のためである。残りのダンジョンにも大至急で通達してもらっている。

ギルドとしては通常行かないところなので問題ないが、やはりアンデッドフロアを通って門番に着くのは嫌がられ、セントラルダンジョンでも最終的に16階層に扉を設置することになった。それでも強力な魔物のフロアを越さないと行けないので大変だ。このタイプのダンジョンには階層間転移機能は無いので、簡易転移門を設置することになった。門番専用の転移装置だ。同じくセキュリティは俺が付与することになった。

門番専用だが、我々のパーティは当然使える。自分で付与したんだから当然だ。

所謂二重セキュリティだ。

まだ門番は配置されていないので、俺達だけで18階層に向かう。

やはりセントラルダンジョンと同じく遺跡の施設の様だ。結界石の様な、いや今度からはダンジョンコアの様なと言い換えよう。ダンジョンコアのような物は稼働しているようだが、龍脈?からの流入量に対して出力は同程度だった、つまりセントラルダンジョンよりも消耗が激しいこのイーストダンジョンでは供給が追いつかなくなり産出量が減っているのではないだろうか。

『機能低下ではなく使用量が多くなり過ぎたことによる資源の損耗により枯渇に向かっている』

と結論付けても良さそうだ。

現状出来る対策は、一時ダンジョンを閉鎖して、後産出量の制限をかけた状態で再開する事だが、生活がかかっている以上、産出枠の奪い合いが起こり混乱が生じそうだ。

そもそも施設自体に問題がなさそうなのに、フル稼働状態ではない。つまり、太古の時代よりも龍脈からの気の供給量が減ってしまったのではないだろうか。

今までの経験から、龍脈とマグマ流の関係があるのでマグマ流が冷えて来たのか、流れが何かで遮られているのか。地殻変動とかが原因とか。実際に調査しないとわからないが、その障害を取り除けばダンジョンを復活させる事が出来るのではないだろうか。



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