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13.チャイ大陸(3) ドロシア港

ドロシア港に着いた。

船は沖合1キロに停泊する。

しまった、小型艇はあるが、船が大きくて接岸出来ない。港と行き来する船を準備してない。

皆が見ていない隙に連絡船が側面から降ろせる様に改造しておく。

こんな事もあろうかと船のいたるところに未使用空間がある。抜かりは無い。いや、有ったのか。


まず、小型艇で先触れとして使者を送る。事前に寄港の連絡は入れてあるが、相手はこちらがいつ来るかわからないので、停泊の報告と許可は必要だ。


使者帰ると訪問団員は連絡船に乗って港に寄港する。

訪問団以外のクルー、フォイエルは船でセキュリティシールドを張って待機だ。


訪問の概要だけは商船経由で帝都に連絡している。第2皇太子がリーダーのため、国の正式訪問扱いで対話が持たれる様だ。


入国管理官に航海途中で嵐に壊滅されたらしい船団の生き残りを救助したことを報告した。救助した5名と残骸の一部は一旦管理官に引き渡す。本人たちは助けられた恩に堪えるため我々に同行したいという要望があると伝えておく。

何も問題なければ要望は通るそうだ。


とりあえず港町の領主との会談があるらしい。正式訪問とは面倒なものだ。

領主館に向かう、立派な建物だ、威厳を見せて来訪者の印象を良くする目的だ。

輸出入担当のフォーリンは面識があるらしく。商売談義に花が咲いているようだ。

第2皇太子も留学の時一度会っているそうだ。


我々女神教パーティーは、挨拶のみだ。邪険にされているわけではなく。共通話題が無いだけだ。

だが、お土産にシーサーペントの肉を差し上げた所、たいそう喜ばれた。その場で焼き肉パーティーになってしまった。S級冒険者パーティーということもあり少しだけ冒険談義をさせられた。

まあ、領主と顔つなぎが出来たのは良かった、かな? 場合によっては鬱陶しいだけだけどね。


帝都までの案内人が着くことになった。監視員とも言う。


移動は馬車で、公費で賄われるそうだ。


・案内人と第2皇太子、俺とアイス、ドラファ、アリー、ライディ

・女神教 司祭マリア、 ダークエルフのアウラ、エルフの里 ユーラ

 ウルス領ギルド長 クーマー・ゲラン、輸出入担当のフォーリン

・従者、その他


の3台に分かれて乗った。帝都までは2日ほどだ。

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