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9.船団(6) 後始末

敵船団後始末をし、敵戦力を全てエゾー大陸になんちゃって転移で送った。

というより、転移と偽って、マイワールドで一時的に繋いで幻覚を見せているうちに移動させた。

10万人もいると面倒なのだ。

でもこれって、大部隊を一瞬で送れるってことだよね。戦争になったら怖い。

迂闊に戦争に関われないな。俺が邪神扱いになってしまう。

エゾー大陸といっても周辺の比較的住みやすい地域だ。嵐で船団が壊滅して死んだことになっているので、チャイ大陸の反対側、つまりアウル帝国の北海岸の対岸だ。当面アウル帝国の属国として管理されることになる。

帝国としては補助などの負担は増えるものの経済的には活気が出てきている。

寒さ対策として、教会は最速で設置した。全員女神教信徒にした。信者にならなければ凍死する。

ーーーーー

船は全て沈めて破片の一部を倉庫に入れておく。国旗とか、船首像とか。

軍資金はエゾー大陸の開拓資金に回す。つまり開拓を支援するアウル帝国の資金となる。

船団は嵐にみまわれ壊滅、生存者を救出した我々はチャイ帝国の帝都へと向かう。

自然な流れだ。

因みに大船団を送ったのはこれが二度目だそうで、最初の船団も嵐で壊滅しているため、信憑性が高いと思われる様だ。今回は生存者を助けたことで恩が売れる。

たとえ、船団の壊滅や捕虜の扱いがバレたとしても戦争に負けたことにはしたくないので嵐のせいだと言うことにしたいはずだ。

ーーーーー

「アルス兄さんうまくいきましたね」

「全てお前のおかげだな」

「私のメリットも大きいので気になさらず、成果はリーダーの成果です」

「まあこれで交渉のネタが出来たな、船団送ってくれてありがとう状態だな

 ところで嵐は大丈夫なのか?」

「ボロ船団と比べられては困りますね。

 シールドを張れるので波や風などの影響を遮断できます、

 最悪海底に潜って進めば嵐の影響はありません」

「え゛っ、なにこの船」

「何って、使節団船。という名の万能戦艦? という機能の趣味の船ですね。」

「とりあえず聞かなかったことにしよう」

ーーーーー

船は進む、チャイ大陸に向かって

日は上り、そして日が沈む

何も無い単調な海が広がっている


たそがれていたら、従魔たちが

「「「あそぼー」」」

感傷に浸る暇もない。



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