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異世界で調合は最強です  作者: あいら
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1-7

こちらに来て5日目。


このままの生活に不安を覚えながらも、

モンスターに会った時など、いろいろ不安で、

鑑定と収穫の日々を過ごしている。


少しだけ変わったのは、世界樹の葉が100枚溜まった時、

調合のマークが出たので、試しに調合をしてみた。


すると、作成できたのは”ちょーハイポーション”


ちょーってなんだ?と思わず自分でもつっこんだが、

ポーションにハイがついている時点で、多分いいものなのだろう。


鑑定レベル2では詳しい事は分からないが、

鑑定レベル5の最高の人に見てもらえれば、何か分かるかもしれない。


結局、5日間で集めた世界樹の葉で3つの”ちょーハイポーション”と、

あえて調合せず、葉のままで200枚、収納ボックスに入っている。


いつまで、こうしているんだろう・・・


不安と焦り、臆病な心と葛藤。


ひとまず、安全で食べ物がある場所にいると言う、心の縛り。


自分の気持ちのはずなのに、自分の気持ちが分からない。


「けっこう決断力、ある方だと思っていたんだけどな」


ひとりごちても、返答はなく、


風が頬をさあっとなぜ、草がそよそよと動いている。


子供の頃からずっと剣道を習ってきた、

高校で全国大会にでる程、自分でもかなりの腕前だと思っている。


その師範の言葉を思い出す。


心を乱すな。


常に周りの気配に気を配り、沈着冷静で、無駄な動きをそぎ落とす。


ここには剣はもとより、竹刀すらないが、正座をして気を落ち着かせる。


焦っても駄目だ、就職活動だって、会社の事を調べて、

入社試験の為の勉強をして、スーツを買ったり準備をして、

そうやって、大きくなくても、給料が良く、自分のしたい仕事ができる

会社に入る事ができたんだ。


何の準備もなく、上手くいくはずがない。


今は動く時ではない、そう自分に言い聞かせた。

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