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異世界で調合は最強です  作者: あいら
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1-6

それから、世界樹の木の下で2日程過ごした、

ちゃんと朝・昼・夜とあるが、昼の時間が長いので、

時間の感覚としては、真夏の時間。


気候は6月ぐらいで、昼間は過ごしやすいが、

夜野宿には、肌寒く感じる事がある。


真冬で凍え死ぬとかではなかったので、

これぐらいなら、感謝するぐらいだと思う。


月のような物は3つあり、赤、青、黄と信号機みたいだ。

他にも地球に比べれば、惑星のようなものが沢山見える。


モンスターもいるようだが、今の所遭遇した事はなく、

むしろ自分以外誰もいない。


パネルによると、人間以外にも、エルフやドワーフなど、

種族があるようだが、未知の存在である。


そして、メインで調べていた街の情報。


海に一つだけ島があり、この島はローデウス大陸と呼ばれているらしい。

国のようなエリアが4つあり(きちんと境界がある訳ではない)

イメージとしては四国。


今いる所は高知県のイメージで、精霊王が治めている。

まず行く所として一番良さそうなのは、徳島に当たる王国。

その上に香川に当たる共和国があるらしい。


ちなみに、愛媛に当たる場所は遺跡と書かれており、

かつて帝国だった所が滅んだようだ。


問題は今いる世界樹の木から王国までの距離だが、

単位がこの国の単位らしく、まったく距離が分からない・・・が。


そういや定規があったか!


すっかりお世話になっているアイテムボックスから鞄を取り出し、

その中の筆箱から定規を出す。


駄目で元々。


ドキドキしながら、パネルに単位の登録をしてみる。


すると、メモリの設定など細かい設定が出て、悪戦苦闘しながら、

センチ、メートル、キロなど登録していく。


上手くいってくれよ!


登録にかなりの労力を費やした俺は、脱力しながらパネルを見る。


世界樹から王国までの距離、72キロメートル


よし!やった!!


思い通りに行った事に喜びながらも、

72キロメートルと言う距離にガクっとなる。


歩いて行ける距離じゃないよな・・・


水はある、木の実はある、一応生きてはいける、

しかし、できるなら他の物、できればお肉も食べたい。


世界樹の結界のおかげで、ひとまず身は安全かもしれないが、

一生このままここで過ごすのは、あまり嬉しくない。


王国に行く決断をした時の為に、食べきれなかった木の実や、川の水など、

役に立ちそうな物をどんどん収納していく。


世界樹の葉も、どうゆう仕組みなのか、次の日には葉が青々と茂っているので、

遠慮なく収穫し、2日目を終えたのだった。

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