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異世界で調合は最強です  作者: あいら
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1-2

足元が抜けたよな感覚はなくなり、

どうやらふさふさしている物の上に座っている感覚だけがある。


いきなり落ちたので、落下の衝撃に身構えていた自分としては、

ほっとして、ゆっくり目を開ける。


「えっと・・・?」


見渡すと、一面草が生い茂り、少し離れた所に川がある、

しかも、今まで夜だったはずなのに、周りは明るい。


慌てて時計を見ると、時刻は9時前、

日付も変わってない所を見ると、時刻はそのままだろう。


ここはどこだ?


どうやら座っていたのは、生い茂る草の上で、

木を背もたれにしていたようだ。


立ち上がり木を見ると、あまりにもの大きさに唖然となる、

大の大人が20人ぐらい、幹を腕を伸ばして囲った程の大きさがあり、

神社の御神木で見た、立派だと言われる木より、ずっと大きい。


頭の中に『この~木なんの木 気になる木~』とメロディーが流れる。


「何の木だろう・・・」


木の幹に手を置きながら、思わずつぶやくと、パッとパネルが表示される。

そこには、『世界樹』と表示されていた。


「えっ?」


なんだ?このパネルは?しかも世界樹ってロープレとかに出てくるアレか?

しかも、世界樹って普通後半に出てこないか?


混乱しながら、パネルの文字を読む、

ロープレよろしく、ポーションなどの原料になるようだ。


「一応、採取しておくか」


手に届く範囲で、できるだけ取っておく。


「入れ物が欲しいな」


鞄はあるものの、大量の葉を入れるのは気がひける。


すると、パネルに『アイテムボックスを使いますか?』と表示される。


おおう、アイテムボックス!ますますロープレみたいじゃないか!

迷わず「使う」と言うと、黒い穴のような物が現れる。


全然ボックスって感じじゃないが・・・


ひとまず、その黒い穴に、世界樹の葉を入れてみると、

パネルがパッと切り替わり、”アイテムボックス”

”世界樹の葉”と表示される。


どうやら、黒い穴は本当にアイテムボックスで、

パネルに入っている物が表示されるらしい。


何となくテンションが上がった俺は、手当たり次第、世界樹の葉を取り、

アイテムボックスに入れていった。

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