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第一話 異世界転移

初めての作品で、まだまだ稚拙な文ではありますが、面白い作品にしたいと思っています。よろしくお願いします。

          第一話 異世界転移







 深夜3時を回ろうとしている頃。

 俺は一人自室にて、黙々と美少女フィギュアを作成していた。

 そして遂に、完成した!!


 「よっしゃーーー!!ついにプロテイン美少女戦士プリンちゃんが完成したぞ!!」

 

 金色に輝くツインテールに、パッチリとした紫眼。ふくよかな胸に反して、くびれたお腹は日頃の筋トレの成果を思わせるような美身体である。

 

 我ながら、渾身の出来である。


 息をつき、俺は椅子に背もたれかかった。

 そして、自室をぐるりと見回した。


 自室には、所狭しとショーケースが並んでいる。

 もちろんその中には、俺が過去に作成したフィギュアや、限定モデルのフィギュアなどが陳列されている。

 


 俺の名前は、金堂人史(こんどうひとし)。19歳。

 高校卒業後は、地元の会社に就職したものの、あまりのブラックな環境に、俺のガラスの心臓は粉々に打ち砕かれ、退職してしまった。


 社会人歴3ヶ月を経て、現在、趣味のフィギュア作りを日々行う新人ニートにジョブチェンジを果たしたのである。

 両親はまだ何も言ってこないので、ニート生活を満喫中だ。


 (言われても、もう働く気はないけどな)


 そんなことを思いながら、力作のプリンちゃんを愛でているとーーーーー突然、プリンちゃんが光り出した。

 

 いきなりの発光に、混乱していると徐々に発光が収りはじめた。

 発光機能などつけた覚えがない俺だったが、深夜テンションでつけてしまっていたのか不安になりながらも、念入りにフィギュアをチェックする。すると、




 「あー、テステス、聞こえておるかの?」


 プロテイン美少女戦士は喋りだした。




「しゃ、喋ったぁぁ!!??!?」

 

 驚きのあまり、深夜にも関わらず大声で叫んでしまう。

 

 「お、聞こえておるの!こほん、我はこの世界の神じゃ。早速だが、ひとしよ、お主には異世界に行ってもらう!」


 「な、なんだってぇ!?」

 

 もちろん、オタクの俺は流行りの異世界転移モノも知っているため、スムーズに理解できた。

 

 だがしかし、これらの異世界モノには、魔王討伐などの役目を担わされるのが目に見えている!

 

 そう思った俺は、このフィギュアに憑依した自称神に尋ねてみる。


 「でも、そういうのって魔王討伐とかしないといけないんでしょ?」

 

 「いや、そんなんやらんでもいい。というか、ただの人数調整だから、この世界で一番コスパの良い人を選んだに過ぎん。」


 「なんだってぇぇ!?」


 本日何度目か分からない、俺の驚きの声が鳴り響いた。


 



 どうやら俺は世界一コスパが良い人間だったらしい。



 「というわけで、異世界に転移させるぞー。」


 コスパ良い宣言に複雑な気持ちになっていると、自称神のそんな声と共にまたも発光し始めた。


 今回はプリンちゃんではなく、俺が。


 「え、ちょ、待っ……」


 俺の制止の声など届くはずもなくーーーーーーーーー気がつくと、中世ヨーロッパのような街並みの街にいた。





 「せめて、フィギュアくらい持って来させろ!馬鹿やろぉぉお!!!!!」


 俺の魂からの叫びが町で響き渡った。




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